「自分を変えたい!」
「新しい人生にリニューアルしたい!」
「自分のネガティブ思考を変えたい!」
新しい自分に出会いたい時できることはいくつかあります。その中でも最近心理学のテクニックとしてリフレーミングというものが人気です。
と言っても元々は臨床心理学や教育心理学の分野で使われているテクニックで、例えば教育現場や心理学に関連する臨床現場で、プロフェッショナルな人たちが両方の一つとして使っていた手法です。そのため、極めて効果的で効力の高い方法と言えるでしょう。
そんな方法をゲットできれば、あなたも自分で新しい未来を切り開けるのではないでしょうか。ここでは恋愛心理学・コミュニケーション心理学の見地から、リフレーミングの概要や実際の使い方・実例に至るまでご紹介していきます。
あなたは今のままでも十分素敵であることはもちろんです。そのうえで、よりあなたが望まれる方向へ進めることを祈りつつこの記事を捧げます。
自分を変える!リフレーミング(枠にはめ直す)とは?
リフレーミングは日本語に直すと枠にはめ直すという表現が適切です。例えば固定概念という言葉がありますが、これは考え方や概念が一つの枠の中に固定されているというイメージで考えることができます。
つまりリフレーミングとは固定概念を一度破壊(脱出)して、新しい考え方の枠組みにスポっと入ってみる、という方法です。
元々冒頭でもお伝えした通り、臨床心理学や教育現場などで使われているのがリフレーミング技法です。
例えば教育現場でなかなか学校に来ることができないお子様の支援をする時に
なぜ学校に来られないのか?
ではなく、
何があなたを学校から遠ざけているのか?
から入って原因を特定しそれぞれ、原因をネガポジ反転やこの後ご紹介するいくつかの方法で、良い方向に切り替えて再び学校に元気に通えるようにする…という使われ方をします。
ということでリフレーミング技法は恋愛心理学や自己啓発にも十分に応用可能なほどのポテンシャルを持っています。
また海外のコミュニケーション心理学や神経言語プログラミングとして知られるNLPの世界でも、リフレーミングがよく使われています。
そのため、自己啓発を学んだことがある方なら一度はこのリフレーミングという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
この方法・考え方自体は1960年代頃から存在します。しかし、日本国内で本格的に使われ始めたのはここ20年程度の話なので…まだまだ日本国内では新しい考え方・技法と呼んで差し支えないでしょう。
リフレーミングの例
リフレーミングはいくら概略・能書きを語ってもなかなかピンとこないものです。
そこでここではリフレーミングの実例をいくつかご紹介していきます。どれも「まあ・・・考え方によってはそうだよね!」と思っていただけるのではないでしょうか。
例1:コップの水
よくある話で恐縮ですが、コップの水に例えることができます。
例えばコップの中に半分水が入っていたとします。
これをある人が「コップにもう半分しか水が入っていない!コップの水が足りていない!」と考えたとします。
しかしこれは見方によってはまだ半分も水が入っていると考えることができます。この考え方に納得できると「コップにまだ半分以上水が入っているから…とりあえず大丈夫かな?」と、少し気持ちが楽になります。
これがリフレーミングを使用した結果の事例と言えます。
例2:寝坊した朝
もう一つ事例を紹介しておきます。
例えば寝坊した朝のことを思い浮かべてみてください。
8時45分から約束があるので、朝8時には起きていなければならないとしましょう。
その朝、目を覚まして時計を見た時…時刻は8時15分。明らかに遅刻確定の状態です。
この時「寝坊してしまった!約束も間に合わないし一日が最悪のスタートになってしまった…」と考えるのが通常です。
しかしこれは二面性を持っていて、考え方によっては
「寝坊はしちゃったけど…いつもより15分は睡眠時間を確保できた!これで昨日の寝不足は解消できたし、約束に遅れちゃった分、相手には埋め合わせをして、さらに喜んでもらえるかも!」
と考えることができます。
「て言うか、寝坊したけど起きたのが15分遅れだけだったから…今から相手に遅れると連絡すれば、何とか相手も時間を調整してくれるかも!ラッキー!」
ここまで来られればリフレーミングは大成功でしょう。少なくとも精神衛生上は気分良く一日のスタートを切れそうです。
そして往々にして、世の中この考え方の方が何かと得だったりします。そして相手にもあまり実際のところは迷惑がかからなかったりもします。
なぜなら、リフレーミングによって考え方を変えることで、速やかに問題特定と改善策・対象が見つかるからです。
そして迅速に相手に行動を起こすこともできます。
よって相手側の被害も最小限に抑えることができるのです。もちろん世の中全ての約束がこううまくいくとは言えません。
ですが大抵の約束事であれば、事前に問題が発生したと伝えてリスケジュールをすれば何とかなるケースの方が多いでしょう。
例3:高級ホテルで飲む1200円のコーラ
ダメ押しに三つ目の例をご紹介しておきます。そろそろリフレーミングの素晴らしさをご理解いただいているかと思いますが、念のため、です。
都内某所に超高級ホテルがあり、そこでは一杯1200円でコーラが用意されています。グラスに一杯のコーラが1200円です。細身でおしゃれなグラスならおよそ180cc程度入ります。そして通常のコーラの缶は350cc。
350ccのコーラは現在の実勢価格でおよそ120円程度。つまり超高級ホテルでコーラを頼むと市場価格の20倍の価格がかかることになります。
ここまで状況証拠を揃えていけば「単純に損をしている」というイメージを持つのが当たり前です。しかし考え方をリフレーミングしてみましょう。
「超高級ホテルの極上な空間で、私の好きなコーラが飲めた。しかも高品質な接遇付きで、私の良い人生経験にもなっている。」
こう考えると、1200円でここまでの経験ができた!と思えてきませんか?これがリフレーミングの力です。
【実践編】リフレーミングの考え方
ここからは実践編としてどのように考えればリフレーミングができるか?というモデルケースをご紹介していきます。
この章をお読みいただくにあたって一つお願いがあります。
「今あなたが何とか解決したいと思っていることや、自分の心の中で踏ん切りがつかないこと」
を一つ思い浮かべてお読みください。
例えば筆者は「毎朝5時起きを目指しているが、どうしても6時半に目が覚めてしまう。5時にアラームをセットしても起きられない。」という悩みを持っていますので、ここを基準にして以下の章をご紹介してまいります。
楽天家ならどう考える?
まず楽天家ならどうする?という考え方を使ってみましょう。これも立派なリフレーミングの手法のひとつです。例えば「朝5時に起きられないから自分はダメ人間だ」と考えてしまっている時「毎日楽しく生きている楽天的な思考の人ならどう考えるだろう?」と考えてみてください。
「睡眠時間取れてるからOK」
「起きてから集中力をマックスにすればOK」
「そのうち起きられるようになるからOK」
このように考えそうではありませんか?
楽天家ならおそらくこうするだろう、という考え方を大げさなくらい考えてみてください。
そうすることで、今悩んでいる内容も「実は大したことないんじゃない?」と思えてくるようになります。
もちろん、思い浮かべた「大げさな楽天家思考」をそのまま取り入れることは難しいでしょう。
しかし、あなたの今の考えと楽天家的な思考を掛け合わせて中間地点を取り入れてみるというのも一つの方法です。
失敗する確率って?
失敗する確率を考えてみるのも、一つのリフレーミング手法です。
これは寝坊では例えられないので、筆者のエピソードで恐縮ですが別のものをご用意いたしました。
例えば有名なジンクスの中に「目の前を黒猫が横切ると良くないことが起こる」というものがあります。ご多分に漏れず筆者もことわざやジンクスに影響されやすいほうなので、昔から「目の前を黒猫が横切った時、良いことがない」という気がしていました。
確かにいつも良くない事が起こった時、その数時間前に黒猫が目の前を横切っていたような気がします。
しかし、実際にここ1年くらいの「黒猫確率」を考えてみると以下のようなことがわかりました。
この1年で黒猫が目の前を横切った回数:約30回
この1年で仕事でミスしたり、良くないことが起こった回数:約1,000回以上
うち、特に印象に残るよくないことが起こった時に黒猫を目にしていた回数:2回か3回
つまり「黒猫現象」と良くないことが起こることには、何の相関性もないことがわかりました。
良くないことが起こる度に黒猫が目の前を横切らなければならないとしたら、少なくとも私は年間1,000回以上、黒猫に目の前を横切られなくてはならない計算です。
黒猫は好きですが、さすがに1日3回以上目の前を横切られるのは厳しいものがあります。
閑話休題。
つまり、「いつも〇〇だ」というのは単なる思い込みに過ぎず、確率で計算してみると大したことがないことが分かります。
もちろん、それ以外の(人知を超えた)理由で本当にジンクスが発動しているケースもあります。それは決して否定いたしません。
ただ、あなたがジンクスと思っているもののほとんどは、確率学的に毎回起こるものではありません。
この考えの根拠・エビデンスは?
考え方の根拠やエビデンスを毎回求めるという方法もあります。これは極めて効果の高いリフレーミング方法のひとつです。精神衛生上も極めて安定する方法なのでマスターしてください。
例えば…筆者はお伝えしている通り、毎朝5時起きを目指しています。しかし、起きられません。
おそらく毎日寝る前にテレビを見ていたり、そもそも寝る時間が遅くて睡眠時間が足りていないのでしょう。
しかしこの考え方を担保する根拠・エビデンスはどこにあるのでしょうか?
「寝不足だから起きられない」と筆者は考えていますが、一般的に人間が寝不足になると言われている時間のボーダーは睡眠時間3時間程度となります。
そして筆者が毎日床につく時間帯はおよそ深夜0時頃。
こう考えると個人差・体質による多少の誤差はあれど「寝不足だから起きられない」という根拠には当たりません。
つまり「自分は〇〇だから〇〇出来ない」と考えてしまっている固定概念も実はエビデンス(証拠)や根拠を突き詰めていくと、何の根拠もなく自分で思い込んでいただけ(!)というケースが多いにあるのです。
不思議なもので、自分の考えには何の根拠もエビデンスもない!と考えた時、ふと自分の心が軽くなったりします。
自分の考えがエビデンスに欠けるものだと分かった時にふと自分の悩みが解消したりします。
筆者の場合であれば「寝不足という根拠・エビデンスはどこにもない」と分かった瞬間に「特に自分は寝不足ではないぞ!」と深層心理で考えられるようになり、その翌日から5起きが達成できる…といった具合です。
これを乗り越えれば成長できそう!
テレビゲームでRPGをやったことがある方ならお分かりかと思いますが、経験値が多く稼げるのはボスなどの強敵を倒した時です。
つまり困難が大きければ大きいほど、乗り越えた時に成長できる!という考え方もあります。
これは一流のビジネスマンがよく行うリフレーミングの一つです。
例えば大きなプロジェクトが頓挫しかけていて問題が同時多発している時、通常のメンタルでは完全に潰れてしまうでしょう。
取引先からのクレーム電話は鳴り続け、上司からのメールは鬼のように届き、そしてSNSでもプロジェクトの評判が良くないという最悪の状況下だったとして、普通の精神状態では何もかも投げ出して逃げてしまいたくなるのは当然です。
しかし「この難局を乗り越えれば次にどんな難局が来ても対応できるほど、レベルが上がりそうだ!」と考えることにより、自分で解決に導くための行動が取れるようになったりするのです。
ちなみに心理学の業界では「心的外傷後成長」という言葉があります。文字通り心的外傷を負った後に成長するという、いわば筋肉痛のようなもので、メンタルも筋肉同様に超回復が見込めるものなのです。
実際、失敗したときの最悪の結果は?
何か行動を起こそうとしているときに「失敗したらどうしよう」と考えてしまい、なかなか一歩が踏み出せないというケースも多いのではないでしょうか。
例えば彼氏と別れようとしている時、「束縛している彼氏なので別れ話に失敗したらどうなるだろう?」と怖くなってしまい、別れ話を切り出せないというケースもあります。
しかしこのような時、最悪の結果から先に想定するという方法があります。
通常は精神衛生上良くないので常に良い方向だけ考えなさい!と言われるものですが、逆に失敗した時の最悪パターンから考えるのもアリです。
なぜなら最悪の最悪を想定することで
「これなら最悪の方向に転んでも自分で何とかできるかな?」
「彼氏との別れ話が最悪の方向に転んじゃったら弁護士さんにお願いすればいいか・・・」
「いまストーカー規制法もあるし・・・」
と、マックスで失敗してもどのような結末があり、どのような解決策が取れるか?ということを考えられるようになります。
人間、正体や素性の分からないものが一番怖いもので・・・先にある程度最悪なことが具体的に想定できると、その後の対処も具体的に想定できるようになります。
ここまで来てしまうと、最悪のケースはもうほとんど最悪のケースではなくなっています。
「底」が先に見えてしまっているので、あとは突き進むのみ。万が一最悪の方向に転んだとしても、事前に用意・想定しておいた策を使うだけで良いのです。特に怖いものはありませんので、行動が起こせるようになります。
特に何かが怖くて行動を起こせない方・「どうなるかわからない」という言葉が口癖の方はこのリフレーミング技法がとても役に立ちます。
もし友人がこの状況ならどうする?
第三者の目線からあなたの状況を見てみる方法もあります。
こう表現すると、なんだかスピリチュアルな感じがしますが…特に難しい話は一切ありませんのでご安心下さい。
もし、あなたの友人が「あなたと同じような状況」なら、あなたはどのようなアドバイスをすると思いますか?
なお、あなたは友人のことを最大限に励ましたいと思っています。
この時、あなたはおそらく友人に対して
「特に大きな問題ではないから大丈夫」
「こんな行動が取れるから大丈夫」
「この行動は良かった」
「こういう支援があるから頼ってみない?」
など、メンタル面・具体的な面それぞれからアドバイスをするのではないでしょうか。
それと全く同じことをご自身に行ってあげてください。
つまり問題の当事者になっているとどうしても客観的に問題を見ることができないのです。しかし、あえて部外者を演じてみることで客観的に問題を見直すことができ、より効果的・効率的な解決策を見出すこともできるというわけです。
ネガポジ反転術
ネガティブとポジティブを入れ替えるという方法もあります。
ポジティブの入れ替えもまた、リフレーミングで考え方を変える方法の一つといって良いでしょう。
この方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
大御所ならこの状況、何て言う?
「歴史の教科書に出てくる哲学者」
「お悩み相談30年!超大御所の経営者」
「苦難を乗り越えてきた超大物芸人」
上記のような、超大御所のお偉いさんたちにあなたの状況を相談してみたと仮定しましょう。
その時、「大御所」はあなたに対して何とコメントするでしょうか?
この考え方も非常に重要です。
「禍福は糾える縄の如し」
「人生楽ありゃ苦もあるさ」
といった抽象的なコメントが返ってくることも考えられますし、
「具体的に〇〇しなさい」
と、アドバイスをもらえることもあるでしょう。
しかしなぜ大御所なのでしょうか?これにはれっきとした理由があります。
あまり知られておらず意外なことなのですが、問題の解決方法や今後どうすべきか?ということは、あなたの深層心理が誰よりもよく知っていたりします。
しかし深層心理はあくまでも深層心理なので、表に出てくることが苦手なのです。そこで大御所キャラを通じてあなたの深層心理に答えを聞いてみるという方法もあります。
なお、もう少し単純な話をすると、大御所キャラを演じることで問題が小さく見えてきて、途中で面白くなってくることもあります。
この状況、飲み会でネタにするならどう説明する?
「すべらない話」は、問題が深ければ深いほど「笑い」になりやすい性質があります。
大物芸人たちの面白爆笑エピソードの中には、バイクで事故をしてしまったり仲間に裏切られたりと、とてもじゃないけれど笑って話せるようなことではないものが多いことにお気づきでしょうか。
しかし問題が深ければ深いほど話が濃くなり、また奥行きも出てきますので、興味を持って話を聞いてもらえるようになります。
またテクニックによっては笑いに変えることもできるでしょう。
つまりあなたの今のこの状況を後日、飲み会でネタにするならどう説明しようか?どうやって「オチ」を持ってこようか?から先に考えてみるのはいかがでしょう。
そうすることで、今の苦難が必ず良いものに変わるという確信を得ることができます。
確信を得るというのは心理学的にも非常に重要なことで、ゴールが決まっていると自分でも驚くようなパワーを引き出すことができたりします。
そしていつの日にか、あなたが今直面している困難や苦しいこと悩みを飲み会の席で人々に面白おかしく話してあげられるようになりましょう。
リフレーミングのメリット
具体的な手法をご紹介してきたところでリフレーミング行うことのメリットを改めてご紹介致します。リフレーミングのメリットには以下のようなものがあります。
手軽でお金がかからない
まずなんといっても手軽でお金がかからず、精神を安定させられるというメリットがあります。リフレーミングは自己啓発セミナーや様々なカウンセリングの中でも使用される技術ではありますが、もちろん今回ご紹介したように自分で実践することも不可能ではありません。
そのため、手軽でお金がかからず、なおかつ今すぐに実践できるのが最大のメリットと言って良いでしょう。
悩みを解決できる
具体的かつ即物的なメリットですが、悩みを解決できるというのも大きなメリットです。リフレーミングはそもそも悩んでいる内容そのものを「それ、本当に悩むべきもの?」と枠組みを変えてしまったり「最悪、こうすれば大丈夫だよ!」と策を導き出す方法です。結果的にどのような着地であれ悩みが解決できることになります。
心が軽くなる
心が軽くなります。リフレーミングは心の負荷を「枠組み」を変えることにより解放するメリットがあります。
イメージ的にはクリエイティブ関係の仕事が好きな方が「単純作業や細かい作業」をやり続けなければならない部署に異動させられてしまった時に、再びクリエイティブ系の仕事に戻れるように具体的な行動をとるといったイメージです。
苦手なことをしなければならない状態を脱却できますので、心が軽くなるというわけです。
大きな変化が得られる
良くも悪くも大きな変化が得られます。
おおよそ割合としては良い変化の方が9割以上ですが、とにかく今までの考え方がガラッと変わり固定概念も破壊されていきます。
よって、生きやすくなるという方が圧倒的に多数です。
典型的な例を一つ挙げておきます。
例えばご自宅で在宅介護をしなければならないと思い込んでいた方が、リフレーミングによって「在宅介護ではなく施設に預けた方が自分も、介護される人も気持ち的に実は楽」ということに気づいたとしましょう。
その時初めて「施設に預ける」という選択肢が生まれ、そして実行に移せる可能性が極めて高くなります。このように生活そのものがガラッと変わってしまうこともあるのです。
特に介護生活のように1日の大半の時間を費やさなければならない大きな物事が、ある日突然消滅した場合…その方の行動は確実に変容します。
行動や生活スタイルが変わるということは、それだけ運命や人生も変わることになります。そして言うまでもなく、変動幅が大きければ大きいほど見える景色そのものも変わっていきます。物理的に住むところや使うもの、仕事、そして関係のある人々も変化していくことでしょう。
新しいアイディアが生まれる
生活が変われば生活環境も変わります。環境が変われば考え方も変わります。
つまり新しいアイデアがどんどん生まれる好循環を生み出せるケースもあります。
リフレーミングによって考え方もシンプルかつ、ご自身に正直になります。
そのため、新たなアイディアで生活をより豊かにすることができると言えるでしょう。
(大げさではなく)生活が変わる
このようにリフレーミングを行うと様々な変化が発生します。そのため、結果的にガラッと生活や人生が変わってしまうということもあるわけです。
何かしらのきっかけがあって良い方向に人生が激変した方々のお話を伺ってみると…多くの方は何かしら「考え方が変わるきっかけ」があったと振り返られるケースがほとんどです。
つまり知らず知らずのうちにリフレーミングをご自身が行なっており、結果的に人生や生活が大きく変化したというケースも一定数あるわけです。
逆転人生を達成した大御所芸人の方々やビジネスの起業家の自叙伝を振り返ってみると、必ず人生のどこかにリフレーミングによって大きく状況が変わったシーンが出てくるはずです。
よくある表現としては「頭をバットで叩かれたような衝撃」と表現されていたり、「目から鱗が落ちた」と表現されることもあります。これらもご本人たちが気づいていないだけで、実際には大きなリフレーミングによる意識変化や固定概念の脱却が起こっていたと考えられます。
リフレーミングのデメリット
メリットがあるリフレーミングですが、デメリットも少なからず存在します。ここではリフレーミングを行うことにおけるデメリットをいくつかご紹介していきます。
指導者が少ない
まず指導者が非常に少ないというデメリットがあります。リフレーミングは元々海外発祥の療法として知られています。その他リフレーミング手法を取り入れているNLP・神経言語プログラミングも海外発祥の技術ですから、日本人で指導できる方があまり多くはありません。
また教育現場や臨床心理・家族療法の現場で従事されている方も、特に一般向けに講習会やセミナーを開くことがありません。
そのため、指導者が少ないことにより正しくリフレーミングの技術を習得できないケースがあります。
怪しいセミナーもある
前項に共通する部分もあるのですが、中にはリフレーミング技法を間違って教える怪しい自己啓発セミナーも存在します。
さらにリフレーミングの技術を多用していることで有名なNLP・神経言語プログラミングのセミナーの中には、指導者の方が必ずしも正しいNLP技法・療法を習得していないケースも散見されます。
このようなセミナーに通ってしまうと正しくリフレーミングできないばかりか、高額な費用がかかるケースもあります。
より着実な「6段階リフレーミング」の方法
リフレーミングは意識を変革したり考え方をスイッチする方法なのですが、大きい場合一度にリフレーミングできないケースもあります。
元々の考えから新しい考え方にシフトする時にギャップが大きすぎて、一朝一夕には考え方が変えられないというケースが該当します。
リフレーミングをしようにもうまく考えがまとまらず、どのようにリフレーミングしたら良いのか分からないというケースもあります。
そんなときに使えるのが6段階リフレーミングという方法です。
ここではどのように6段階リフレーミングをすればよいかご紹介していきます。
1.問題を捕まえる(特定する)
まずはリフレーミングしたい問題を捕まえましょう。特定するという言い方もできます。
例えば筆者の様に「毎朝5時おきをしたいが寝不足だから出来ない」という考えをリフレーミングする時、問題や悩みを分解して特定していきます。
・5時起きをしたい理由は何か
・何が「起きられない状況」を作っているのか
・何が寝不足状態を作っているのか
・そもそも毎朝5時起きをする理由は何か?
といった具合に因数分解していくのです。
2.問題に「理由付け」を行う
先ほどの項目で洗い出した問題に、理由を付けていきましょう。
ここは技術書やセミナーではもう少し抽象的で理解しづらい内容を紹介していることが多いので、あえて「理由付け」とシンプルに解説します。
・5時起きをしたい理由:時間が欲しい
・「起きられない状況」の理由:寝足りないと考えている
・寝不足状態を作っている理由:夜ふかししてしまう
ここまで理由付けができたら、後は先ほどご紹介したような方法でリフレーミングをそれぞれ行っていくだけです。
このように多段階に分けて細かくリフレーミングしていくと心の中でエラーが起こりづらく、より着実にリフレーミングできるようになります。
3.問題を解決したい・変わりたいかを確認する
そもそもこの問題は本当に解決したいのか?自分は変わりたいと本当に思っているのか?と、自問自答してみましょう。
自分の中で変わりたいと思っていないなら、それはリフレーミングすべきタイミングではありません。
変わる必要があるのではなく、変わりたいと思える意識を持っていく工程でもあります。
4.解決に向かうためのアイディアを出してみる
解決に向かうためのアイディアを出してみましょう。
リフレーミングで出した答えや考え方をもとにどのような行動をとるか考えていくのです。
先ほどの5時起き問題で言えば、
寝る一時間前からスマホを触らない
寝酒はほどほどにする
夜明るいところで過ごさない
23時以降は予定を入れない
アラームを5個設置する
など、具体的なアイデアを出していきます。
この時出すアイディアは多ければ多いほど良いでしょう。
5.アイディアを3つに絞る
先ほど出したいくつかのアイディアを最終的に、3つに絞りましょう。
実行可能性が高く効果の高いものを優先して3つ選んでください。
筆者の場合はこのように出してみました。
寝る一時間前からスマホを触らない
夜明るいところで過ごさない
23時以降は予定を入れない
6.シミュレーションをする
6段階目はシミュレーション&最終確認です。
以下の質問にすべて「YES」が出れば、リフレーミングを実行してOKのサインです。
この行動が上手くいくと信じていますか?
この行動は自分にも他の人たちにも無害なものですか?
この行動は、引き換えに何か大切なものを失うものではありませんね?
こ行動に要する個人的な犠牲を払う用意がありますか?
全力をあげて、行動する心の準備がありますか?
新しい行動は古い行動に代わる、現実的な選択肢ですか?
新しい自分と、新しい出会い
ここまですべて完了した時、あなたはすでに新しい考え方・新しい価値観で心が楽になっていることでしょう。また、苦手なことも克服できていることでしょう。
実はリフレーミングは、少々怪しいイメージのつきまとう技法でもあります。海外から輸入された技法を日本語に無理やり翻訳しているといった部分もあることから、どうしても説明がわかりづらく、抽象的で少し深い話も出てくるからです。
しかし振り返ってみると、「言うほど怪しいものでもない」とお分かりいただけたのではないでしょうか。
単純に考え方に対して「自分で自分にツッコミを入れる」というイメージが最も簡単な例え方かもしれません。
このようにリフレーミングをしていくことで固定概念にとらわれてガチガチに凝り固まった心と体を、癒すことができるでしょう。
そして新たな生活が始まったら、今度は生活に「癒やし」を取り入れるようにしていきたいところです。
癒しには様々あります。しかしその中でも、まず嫌な気持ちにならないのが・・・話が上手で、イケメンで、あなたのことをきちんと受け止め・理解してくれる男性の存在ではないでしょうか。
さらにエスコートが上手で、プロフェッショナルの意識をもってあなたに極上の癒し空間・時間を提供してくれる存在…それが出張ホストです。
出張ホストは一般的な飲食業のホストとは違います。そもそもホストに会うためにお酒を飲む必要がありません。店舗に行く必要もありません。
むしろ、ホストがあなたの元に直接やってきます。デートコースもご自由に設定可能です。時間だって、完全指名制ですからご予約の時間中はずっとあなたがホストを独り占めできてしまいます。
新たな生活・新たな考え方で「自由の身」となったあなたの生活を、出張ホストの存在で更に華やかに楽しいものにしませんか?
まとめ
今回は自分を変えたい・変わりたい!自分のネガティブ思考を捨てたい!という方に向けてリフレーミングという心理学的手法をご紹介してきました。
この手法は究極的に突き詰めれば、どんなマインドブロック・考え方も変革させることが可能です。
そして心が楽になることは、言うまでもありません。この方法で少しでもあなたの普段の生活がよりよく、美しく、そして楽しいものになることを心よりお祈りしています。
出張ホスト募集要項