気になるお相手との相性占いや恋愛占いは、とても楽しいものですし、占いの結果が意外と恋愛に効果があったりして、いつの時代も人気です。
そして、日本ではあまり知られていませんが「恋愛類型」というものがあります。
これは、お互いの恋愛の傾向を心理テストや行動から分析し、本当に相性の良い相手の特徴を導き出すというアプローチです。
スピリチュアルな恋愛診断や占いとはまた少し違った角度から恋愛傾向を分析しますので、当たると評判を呼んでいます。
ここでは、そんな恋愛類型についてご紹介するとともに、あなたと気になるお相手の恋愛類型を導き出す方法も解説します。
恋愛の傾向がわかるラブスタイル類型論とは?
1973年、カナダのジョン・アラン・リー(1933-2013)氏は著書「the colors of love」で
「人間が恋愛をする時、相手に対してどんな態度をとるか?また恋愛に対する考え方はどんなタイプがあるか?」
という考え方の累計をまとめ、恋愛のタイプを6つ(ルダス・プラグマ・ストーゲイ・アガペ・エロス・マニア)に分類しました。これがラブスタイル類型論です。
恋愛の傾向が分かると幸せな恋愛の方向もわかる?
恋愛の傾向が分かれば、幸せな恋愛の方向もわかるでしょう。なぜなら、恋愛の傾向を理解していれば、明らかに幸せになれないような恋愛に突っ込んでいくことはほぼないといってよいからです。
もちろん恋愛は理屈だけでは証明しきれない・説明がつかないものですから、時には、自分の傾向がわかっていたとしても危険な恋愛にはまり込んでしまうこともあるでしょう。しかし、ご自身である程度理解しておけば、多くの場合は相性の良い人を選ぶことができるようになりそうです。
あなたの恋愛は何タイプ?チェックシート
あなたの恋愛傾向を、これから簡単なチェック項目で診断してみましょう。あなたの恋愛をチェックするためのチェックシートをご用意しました。
ルールはいたって簡単です。これから、恋愛類型テストとしてチェック項目をA~Fの6タイプに分けてお伺いします。
それぞれの項目には、質問が四つあります。
あなたの彼氏や、これからあなたの彼氏になりそうな人のことを想像しながら、それぞれの項目についてイエスかノーで答えを決めてください。
最もイエスの多かった恋愛類型が、あなたの恋愛傾向ということになります。
それでは、チェックスタートです。
類型テストA
・彼氏に甘えられたり、ベタベタされたり、なんでも頼られるのは嫌だ
・普段の行動や服の選び方(露出度など)を、彼氏に干渉されるくらいなら別れたい
・たまに、友達に彼氏として紹介したくない時がある
・彼氏には、私が会いたい時に会えればそれで良い
類型テストB
・売れないイケメンミュージシャンと地味顔のベンチャー社長なら、社長を彼氏にしたい
・低スペックな彼氏だったら、友達には紹介したくない
・彼氏には、私より稼いでいてほしいし、学歴も願わくば私より上であってほしい
・実は彼氏候補は年収でフィルタリングしているところがある
類型テストC
・今までの恋愛は、ほとんど男友達から彼氏に昇格するパターンだった
・じっくりと恋愛を進めていきたいタイプだ
・一目惚れで一気に付き合った経験があまりない
・キラキラした恋愛よりも落ち着いた関係の方が好き
類型テストD
・デートプランは結構彼氏の希望を優先する方だ
・彼氏が熱を出したら代わってあげたいと思う方
・私ひとりが楽しいだけのデートじゃ意味がないと思う
・彼のためなら苦労も苦労じゃなくなる
類型テストE
・一目惚れから付き合うケースが多い
・彼氏に求めるのはルックス
・正直、彼氏とは夜の相性が合わないと無理
・彼氏とは心の深いところでお互いに理解していたい
類型テストF
・彼氏のスマホをチェックするためなら、スパイ顔負けの技術を使う
・彼氏には24時間私のことを考えていてほしい
・彼氏が他の女性と仲良くしているのは絶対に無理
・私はいつでも彼氏のことを考えている
恋愛類型テストから見る、恋愛傾向6タイプを解説
お疲れさまでございました。ここからは、先ほどの質問に関連して恋愛傾向の6タイプについて解説していきます。最も「しっくりきた」設問のタイプが、あなたのタイプということになります。
ルダス(Ludus)
Aが一番しっくり来た方は、このタイプです。
恋愛のことを遊びとして捉えている傾向にあり、深層心理の中では、とにかく相手を「とっかえひっかえ」して恋愛を心から楽しみたい、という欲望を持っています。
自分磨きにも余念がなく、このタイプの方は、どこか「モテる雰囲気やオーラ」を身に纏っているケースがほとんどです。男女ともに、この傾向にあります。
いわゆる割り切りの関係や、複数の相手と同時並行で恋愛をすることにも本能的には抵抗が無いタイプで、熱しやすく冷めやすい恋愛をするのもこのタイプです。
ホテルのバーで偶然出逢い、盛り上がってそのまま…というパターンも十分にありえます。
プラグマ(Pragma)
Bが一番しっくり来た方は、このタイプです。
このタイプは、心の奥底では、恋愛は相手と楽しむものではなく、自分を高めるためのアクセサリーとして捉えている傾向にあります。
例えば会社で出世したいがために美人の彼女を作ったり、あるいは、上役の娘さんなどを恋人にしたり、そういったパターンが多い傾向です。
また女性からすれば、自分のアクセサリーになるようなイケメンの彼氏を作ったり、将来成功しそうな「優良株」を中心に彼氏候補にしたりと、どちらかというと上昇志向が極めて強く、行き過ぎれば成り上がり指向型ということも。
経済力も相手に対して求める極めて重要な指標となっており、普段から派手な恋愛をしている方は、この傾向にある可能性が高くなります。
ストーゲイ/ストルゲ(Storge)
Cが一番しっくり来た方は、このタイプです。
一目惚れからの恋愛ではなく、既にある友達としての関係性からじっくりと関係性を育てていき、友達の延長線上に恋愛相手がいる、というのがこのタイプの最大の特徴です。
どちらかと言うとワンナイトなどの派手な恋愛を繰り返すというよりは、幼馴染とそのまま恋愛関係になり、大人になったらゴールインして幸せな家庭を持った、というのが典型的なイメージと言えるでしょう。
このタイプ同士の恋愛は、最も平和的な恋愛で、浮気や刃傷沙汰などは遠い世界の話というカップルも多そうです。情熱的な恋愛や、一夜にして燃え上がるような恋はどちらかと言うと苦手。心を開いた相手とじっくり恋愛を育てていくようなタイプです。
いちど付き合ったら一年単位で関係が長続きするような恋愛が多い方は、このタイプの傾向にあります。
また、このタイプは後ほど詳しくご紹介しますがルダス・プラグマなど、恋愛を瞬発的なものとして捉えたり、そもそも恋愛の目的が相手にはないようなタイプとはそもそも相容れない関係にあります。
アガペ(Agape)
Dが一番しっくり来た方は、このタイプです。
ザ・自己犠牲型の恋愛をすることが多いタイプで、そこに幸せを見出します。
「Your happiness is my happiness」
とでもいいましょうか、とにかく相手が幸せなら自分もそれで幸せという献身的な恋愛をする傾向にあります。
先ほどのチェックシートの結果はもちろんですが、それよりも優先して周囲から「尽くすタイプ」と言われる方は、この傾向にあると思って間違いないでしょう。
相手がしっかりした誠実な人なら良いのですが、いわゆる「ダメンズ」に引っかかると、このタイプはとんでもないところまでどんどん闇堕ちしていくタイプです。
相手のためなら何でもできるというのが本能的に働くタイプなので、物事の判断基準がやや恋愛中にずれてくることもあります。
実際にあった事例としては、彼氏に学校で他の男とコミニュケーションをとるなと言われたので、せっかく受験して何百万円も学費を払った大学をあっさりと退学してしまった、など周囲が明らかに心配するような「のめり込み方」をした例も。
ここまで行くのはかなりレアケースですが、こうなる可能性も秘めている恋愛類型として認識しておきましょう。恋愛のめり込みには、注意しておきたいところです。
エロス(Eros)
Eが一番しっくり来た方は、このタイプです。
情熱的な恋愛を何よりも好むこちらのタイプ。完全恋愛至上主義といってよいでしょう。つまり、人生の全ては恋愛が中心に回っているというタイプです。
基本的に常日頃から恋愛をしていたり、恋愛の対象がいないと深層心理ではストレスを抱えてしまうレベルです。
いわゆるグッド・ルッキングガイ、つまりイケメンに強烈に惹かれやすいのもこのタイプ。遺伝子レベルでひとめぼれを起こしやすいのもこちらのタイプです。
マニア(Mania)
Fが一番しっくり来た方は、このタイプです。
相手も一途なら、全く問題なく長い間強固な絆で結ばれるでしょう。
とにかく一途なのが特徴で、恋愛類型6タイプの中で最も感情が高ぶりやすく、こと恋愛になると一発で理性から何から全て吹っ飛んでしまうタイプでもあります。
相手の心をつなぎとめるためならどんなことでも徹底的に行う、という瞬発的なエネルギーが最も高いのもこちらのタイプです。
恋愛に没頭するあまり気がついたら周りから友達がいなくなっていた、というエピソードもよく聞かれるのがこちらのタイプで、相手にのめり込み過ぎないように自分をセーブしながら恋愛を楽しみましょう。
それぞれのタイプには相性がある?
それぞれのタイプには、相性があります。
ここでは、相性があまり良いとは言えない組み合わせについてご紹介し、続いて相性が良く、恋愛が長続きしやすい組み合わせもご紹介していきます。
お互いに疲れてしまう?アガペxルダス
例えば、恋愛=遊びと捉えていて、どこか心の奥底で相手に対して壁を作ってしまうタイプのルダスに分類される方は、自分の全てを差し出して、相手のことを幸せにしたいと思うアガペのタイプとは相性が良くありません。
なぜなら、お互いにエネルギーを吸い取りあってしまう可能性が高く、また、ルダスのタイプの方は、アガペタイプの方からの質量の大きな愛につかれてしまう可能性が極めて高いと言えるでしょう。
このタイプのカップルは、どちらか一方がどちらか一方のタイプが早く別れたいと思ってしまうので、結果的に幸せな恋愛が難しいケースがほとんどです。
これらのカップルがうまくいくには、難しいことではありますがどちらかが恋愛の考え方や価値観をアップデートしなければならないでしょう。
歳の差カップルだと案外うまくいく?マニアxストルゲ
また、友達という関係性の一つ上のランクに恋人というカテゴリが存在するストルゲ型の方と、恋愛相手を一人定めたら生活の全てをかけて、相手との恋愛に没入したいタイプのマニア型とは、相性があまり良くありません。
マニアタイプの人は、基本的に特別扱いされたいと思うことが多く付き合いも器用にこなしていきたいストルゲ型の人を疲れさせてしまいます。また、ストルゲタイプの方は友人関係も広く持つことが多いため、マニア側の人が逆にストレスに感じてしまうこともあるでしょう。
この組み合わせの場合は、だいたい「友達よりも自分を優先してほしい」という議題から喧嘩に発展して、関係がこじれてしまうケースがほとんどです。
反対に、この組み合わせで恋愛がうまくいっているケースでは、ストルゲタイプの方が恋愛上級者だったり、マニアのタイプの方をうまくコントロールできているなど、どちらかイーブンな関係性よりは年齢差があったり、何かしらの上下関係があるケースが多いでしょう。
実利主義と恋愛至上主義、ぶつかり合うのも当然?ルダスxエロス
また、恋愛や恋愛相手のことをどこかアクセサリーとして捉えており、恋愛をツールにして自分をより高い次元に引き上げたいという考えがベースにあるプラグマ型の方は、恋愛至上主義で、何を差し置いてもまずは恋愛そのものに恋をしているようなエロス型の方と相性が良くありません。
この組み合わせに関してはそもそもお互いが恋愛に求める方向性が全く異なるので、意見のすれ違いは日常茶飯時ですし、仮に意見のすれ違いはないとしても、それはどちらかが我慢に我慢を重ねている状況と言えるでしょう。
また、プラグマのタイプの方は現実的な思考をする傾向にあり、ロマンチック・恋愛至上主義のエロス型の方とは、デートプランだったり、デートの最中の雰囲気作りで意見が衝突することも多そうです。
デートで、なんとなくお互いの希望が満たされない不完全燃焼な日が続くようであれば…この組み合わせのカップルなのかもしれません。根底から恋愛に求めるものがすれ違っているので、カップルを長続きさせるには、少しお互いにパワーが必要となります。
最も相性が良いのは同じ恋愛類型同士?
反対に、この恋愛類型で見た時に相性が良いのはどんなタイプの組み合わせなのでしょうか?
基本的に先ほどご紹介したような、考え方が真っ向から衝突するような組み合わせでなければ、そこそこお互いの相性は良好と言えるでしょう。
また、特に相性が良いのはやはり二人とも同じ恋愛類型というパターンです。
強固な絆で結ばれやすいストルゲxストルゲ
例えば、ストルゲ同士のカップルであれば基本的な恋愛に対する考え方や価値観がぴったり一致します。
長い時間をかけて恋愛関係になり、そこからお互いのことを理解しつつ、じっくりとお互いの関係性を深めていけば、強固な絆で結ばれたご夫婦やパートナーになることも可能でしょう。
ある意味割り切りで楽しい恋愛ができるルダスxルダス
また、ルダス同士のカップルについても、これはこれでお互いにお互いのことを遊びとして割り切ることができますからいわゆる後腐れの無い恋愛ができるでしょう。
いつまでもロマンチックでいられる!エロスxエロス
美男美女カップルや美男美女夫婦と呼ばれるようなお二人は、どちらもエロス型の恋愛傾向ということが考えられます。
また、ご夫婦になったとしても記念日を忘れなかったり、レストランでディナーデートをするなど、ロマンチックな雰囲気づくりに余念がなく、お互いにお互いを高め合うことができるでしょう。
夫婦になったとしても、お互いにお互いのことを恋愛相手として認識できるのがこのタイプ。特にルダスのように恋愛を遊びととらえているわけでもありませんので、お互いに歯車が噛み合わなくなる心配もありません。
案外いいビジネスパートナーに?プラグマxプラグマ
目的達成のために恋愛をツールとして利用する傾向にあるプラグマタイプの方同士の恋愛は、とにかく恋愛ではないところに目的が達成したいものがあるわけですから、これもなんだかんだとうまくいく傾向にあります。
どちらかと言うと恋愛相手として長続きするというよりは、パートナーとしてうまくやっていけるタイプと言えるでしょう。
ただし、二人で一緒にいる最大の動機が属人的なものではなく別のところにありますので、その条件が崩れた瞬間に関係性もあっさりと崩壊する危険性は否めません。
あれほど安定していたカップルだったのに、なぜ突然別れてしまったの?と言われるカップルは、このような部分で何か「二人にしかわからない条件」が崩れ去ってしまい、そこでお互いに一緒にいる意味がなくなってしまったというケースもあるでしょう。
まとめ
水を扱う作業できる
人には色々と考え方の違いや好みがあるように、恋愛に関しても実は考え方のクセや嗜好の傾向というものがあります。今までの恋愛が何かと上手く行って来なかった、という方はどうやら、相性の悪い恋愛類型の異性とご縁が続いてしまっていたのではないか、など色々と分析ができそうです。
また、同じ恋愛傾向同士であれば、基本的に相性は良好と言えます。恋愛に関する価値観が深いところで一致しているカップルであれば、今後もより長く付き合っていけるでしょう。またお互いを高めあう関係性でもいられそうです。
出張ホスト募集要項