人間の脳の構造とそれに関連する「脳の働き方」を研究したチームの発表によれば、失恋のダメージは人体に大きな怪我を負ったのと同じほどのダメージとする説もあります。
それほどまでに失恋は心と体を傷つけるものでもあります。しかし人間誰しも失恋を経験することがあるでしょう。
そこでここでは失恋ケアと題して、恋人を失ってしまった時に「より良い未来」へ向かうためのアイディアを12個ご紹介いたします。
あわせて失恋ケアに必要な情報や失恋ケアが必要な方の特徴などもあわせてご紹介しますので、いまが辛い!という方はこの記事を読んでご自身の事をより深く理解して失恋ケアを実践していきましょう。
恋人を失ったときに吹っ切る方法
恋人を失った時に吹っ切る方法を12個、アイディアとしてご紹介していきます。
ただし、今回ご紹介するアイディアは全ての方に有効というわけではありません。人によって、向いている方法とそうでない方法があります。
よって、ひとつのアイディアとしてご覧下さい。
そして実践できそうなものは、積極的に今の生活へ取り入れてみてください。
カラオケに行く
まずは何と言っても、カラオケに行って歌うことで失恋の傷を癒しましょう。
思いっきり歌うことは、そもそもストレス解消につながるという研究結果もあります。
失恋のダメージは言い換えれば「極めて大きなストレス」ということもできるでしょう。そこで、ストレス解消に効果があるとされるカラオケに行くのは意外と失恋ケアの定番だったりします。
友達と一緒にカラオケに行って盛り上がるだけでも、少なくともその時間は気分を晴らすことができるでしょう。失恋曲で泣いてみたり、笑える曲で大爆笑するといったふうに様々な使い道があります。
友達と話す
友達と話すことは特に、ストレス解消や「自分が今どんな考えを持っているか?」を導き出すのに役立ちます。
こちらも昔から失恋ケアの方法として知られている方法のひとつです。
そもそも人に話すことは、自分に話すのと同じことです。
よって人に相談したり、今の思いを伝えることで自分の考えが整理できることもあるでしょう。
また友達に相談することで共感が得られることもありそうです。
特に異性の恋人には分かってもらえなかったことでも、友達であれば理解してもらえる!という可能性もあります。
このことでご自身のモヤモヤが飛んでしまうこともあるのではないでしょうか。
ただし異性の友達は少し考えものです。
というのも、女性と男性はそもそもコミュニケーションの方法が異なります。女性はあくまでも共感したりコミュニケーションをとることを目的として会話をします。
一方、男性は脳の機能的にも情報交換やアドバイスの方が優位に立ってしまうので…どうしても男性の友達だと説教くさくなってしまう可能性もあります。
いずれにしても、失恋した時一人でいる事はとてもリスキーです。なぜなら一人でいることで考えが堂々巡りしてしまい、気分も落ち込んでしまいがちだからです。
必要以上に落ち込むことに何のメリットもありません。
よって失恋直後には、とにかく誰かと一緒にいることをお勧めします。
買い物をする
買い物をすることは、ある種の非日常体験と言えます。
商品を眺めたり購入したり、値段を計算したり…自分で商品を使ったらどんな未来が待ち受けているか?を想像したり。
実は失恋のことを考えている時間がないほど、買い物にはやるべきことがたくさんあります。
そして考えるべきこともたくさんあります。
少なくとも、買い物をしているその瞬間は元彼のことを考えなくても良いでしょう。
少しでも失恋や元の恋人のことを考えない時間を作る!という意味では、買い物でストレス解消と失恋ケアの一石二鳥のメリットが得られると言えます。
ご飯をたくさん食べる
昔から日本には医食同源という言葉があります。おいしいご飯を外に食べに行ったり、グルメ巡りをすると気分が晴れます。
ご飯を食べる気になれない方もいるかもしれませんが、まずは食べましょう。
ご飯を食べることは自身の健康に繋がり、またを安定させてくれる効果があります。少なくともご飯を食べずに日々を過ごすことは健康的に何のメリットもありません。
気分が落ち込んでいる時に体調まで崩してしまっては、元も子もありません。辛い時こそ食べる!をモットーにしていただければと思います。
自分にお金を使う
恋に夢中になっているときは自分への投資ができていない時があります。
恋人を失ったからこそ、いまは自分にお金をかけてみましょう。美容院、ネイル、服、化粧品、旅行に音楽など、様々なことにお金を使ってみると気分がすっきりします。
睡眠時間をしっかりとる
恋人を失ったショックで眠れなかったり、昼夜逆転してしまうなど睡眠に関する悩みを持つ方も非常に多くいらっしゃいます。
しかし睡眠時間をとることはとても重要です。
特に脳は睡眠中に受けた精神的ダメージをケアしたり、脳の情報を整理することが研究結果でも明らかになっています。
寝る時間が少ないと不眠でストレスもたまりますし、起きている時間が長いと必然的に色んなことを考えてしまいます。
あまり考え込む時間を作らないためにも、しっかり睡眠時間を取りましょう。
趣味に没頭する
今まで趣味に身を投じ切れていなかった人は、趣味に没頭してみるのも手です。恋人を考える時間を少しでも減らすことで自分も忘れやすく、楽しく時間を過ごすことが出来ます。
どうせなら楽しい時間を過ごしても良いのではないでしょうか。どうか忘れないでください。失恋したあなたは罪人でも何でもありません。
楽しい時間を過ごしてはいけないという決まりはどこにもないので、少しでもご自身の気持ちが明るく・軽くなるように楽しいことや趣味に没頭するのが良いでしょう。
新しい恋を見つける
一番手っ取り早い方法でしょう。
失ってしまった恋人はとても大切なものだったかもしれませんが、実際、他にも素敵な人は世の中にたくさんいます。
1つに固執して新しい人と出会えないのはもったいないかもしれません。
ないものを求めず、新しいものを手に入れるために進むのも時には必要です。
SNSから距離を置いてみる
SNSで愚痴を書くのも一つの手ですが、その代わり心無い言葉や求めていない言葉を受け取る確率も増えます。
特に友達のみに公開していると思っているSNSも、昨今の炎上騒ぎなどがあるように外部から簡単に閲覧できてしまうことがあります。
その他、個人情報を含めた愚痴を書いていると場面によっては大きなトラブルに巻き込まれてしまう可能性も否定しきれません。
そういった意味でSNSは、失恋直後にはあまりお勧めできないツールとなってしまいました。
今から15年位前までは失恋日記を書いたり別れたことを周りに報告する日記を書くといった習慣もありましたが、今はあまり適切な方法とは言えないのが現状です。
さらに恋人のアカウントやその周囲の人を見ることで、相手を思い出しやすくなってしまうかもしれません。
一度距離を置いて、SNSに触れないことが吹っ切れることの第一歩になります。
たくさん泣く
泣けるときにはたくさん泣くことが大事です。恥ずかしいと思う方もいるかもしれませんが、泣けるうちはまだ自分の心を整理整頓できますし、たくさん泣くとそれだけでもすっきりします。
脳機能や心理学の観点から見ても、涙を流す・泣く行動にはストレス解消の効果があることが明らかになっています。
泣くのを我慢することなく泣きたい時に思いっきり泣く・たくさん泣くというのは意外と浄化のための方法でもあるのです。
予定をたくさん入れてみる
考える余裕がなくなるほどに友達との予定や仕事、バイトなどを入れてみるのも手です。
実際にこの方法で失恋を乗り切った!という方は男女問わず多いのではないでしょうか。
予定をたくさん入れることで強制的に相手のことを考える時間を削ってしまうのです。そうすることで、一種の瞑想にも似たような効果が得られると考えられます。
とにかく考える隙を作らない・考える行動をとる時間すらないほど忙しくするのが重要です。
アルバイトで働かれている方はシフトをとにかく増やすのが重要です。
また会社員の方は会社の通・退勤の合間に何か新しい活動を取り入れてみると良いでしょう。
ボランティアサークルへの入会をすることで物理的に忙しい時間を作った!という猛者もいらっしゃいます。
自営業の方はご商売に邁進されるのが最も良い方法です。
…が、なかなかそんな気分にはなれないというケースもあるでしょう。
そんな時には新規事業を立ち上げるというより、新たな人材の採用や他の業者・取引先とのジョイントベンチャーに踏み切るという方法もあります。いわゆるコラボ企画です。
こうすることにより強制的にご自身のリソースが埋まり、時間も詰まっていきます。気が付いた時には失恋を乗り切れていた!という精神衛生上最も良いハッピーエンドが迎えられる可能性があります。
自分磨きに身を投じる
恋人を失うとつい自己嫌悪に走ってしまう時があります。
恋人を失うということは自分自身に価値がないのではないか?魅力がないのではないか?と思い込んでしまいがちです。
状況はとても良く理解できますが、恋人を失ったことがあなたの自己嫌悪に繋がる道理はどこにもありません。
よって自分に自信が持てるように、自分磨きに時間やお金を使ってみるのはいかがでしょうか。
自分に自信がつけば、恋人のことを吹っ切るのも容易いことです。さらにもっと良い環境仲がいい人に出会える確率も上がるため、人生を変える契機になると考えることもできます。
事実、失恋を契機に一念発起して自分を磨き、今では元恋人が到底手の届かないような高みに昇りつめた!という方もたくさんいらっしゃいます。
まだ吹っ切る気分になれない…そんな時の考え方
まだ吹っ切れ気分になれない・失恋直後であるという時には、上記でご紹介した吹っ切る方法に進むのは時期尚早と言わざるを得ません。
というのもまだ吹っ切る気分になれないということは、あなたが恋人のことを忘れて次へ進む段階にないということです。
意外なことかもしれませんが、そんな時には特に無理して吹っ切る必要はありません。
ここでは失恋ケアに関する基礎知識として、まだ吹っ切る気分になれない時の考えや気持ち・思考を分析・解説していきます。
失恋ケアには時間がかかる!
まずこれだけは覚えておいてください。失恋ケアには時間がかかります。
かかる時間は人によってまちまちですが、1週間や2週間で失恋ケアが完了するとは到底思えません。
人によっては、数年単位で引きずってしまうこともあるくらいです。
自分は失恋ケアに時間がかかっていると考えたり、いつまでも引きずっているから自分はダメなんだ…と考える必要はどこにもありません。
時間がかかることを理解してじっくり自分と向き合うようにするとよいでしょう。
何が気分を落としているの?
少し難易度が高い話に聞こえてしまうかもしれませんが、何が今、自分の気分を落としているのか?を考え、原因をきちんと「つかむ」ことで気分の落ち込みをある程度軽減することもできます。
喪失感
悲しさ
悔しさ
言われたこと
言ってしまったこと
復縁したいという気持ち
これらすべてが混ざり合った感情が失恋のダメージと言われています。
つまり具体的に今、どの要素があなたの気持ちを落としているかをきちんと因数分解してあげることで少し気分が落ち着くというわけです。
これは海外のセラピストも使っている手法で、
Why am I~(なぜ”私は”~)
ではなく
What makes me~(”なにが”私を~)
と、ご自身ではなく原因そのものにフォーカスする方法です。
恋人を失った時に前を向くメリットは?
恋人を失った時に前を向くことが何よりも重要だとよく言われます。では実際に恋人を失ったときに前を向くことにどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは「そんなことわかっているよ!」言われてもおかしくないほど当たり前のことも含めて改めて前を向くメリットについてを紹介していきます。
次の出会いが見つかる
前を向くと色んなことが見えるようになります。
ですから、前までは気づかなかった身の回りにいる素敵な人に出会えるかもしれません。
魅力的な人間になれる
前を向くにあたって、自分自身を変えようと努力をする人も多いでしょう。
努力をすれば失った時の自分よりもはるかにいい人間へと変わっていけます。
おのずと魅力的になれますし、それを周りの人も理解してくれることでしょう。
人間として成長できる
悲しいことですが、喪失は一番人が成長できる局面です。
失った恋人をどうとらえるかにもよりますが、一番自分が精神的に成長できるチャンスとも取れます。
自分に自信を持つチャンスができる
恋人を失う。とてもじゃありませんが、通常の精神では耐えられないことを耐え抜いているのです。
そこで心が折れて、人に「やっかむ人」だってこの世の中にはたくさんいます。そういった嫌な方向に落ちずに、努力をし続けて、前を向いていることは自信を持っていい素晴らしいことです。
素敵な人間関係に恵まれるチャンス!
恋人がいたときでは出会えなかったかもしれない、そんな人間関係が作れることもあります。
恋人がいなくなって辛い思いをしている貴方を応援してくれている人はたくさんいます。その支えてくれた人やその中で出会った人と親しくできるのは前を向けたからこそでしょう。
まとめ
このように恋人を失った時に吹っ切る方法にはいくつかあります。
まずはあなた自身の心の落ち着きや心の安定を求めることが何よりも重要です。
そして共感できる友達と共に、少しずつ時間をかけてあなた自身を癒していきましょう。
ただし、相手によってはうまくあなたの気持ちを汲み取ってあげることができない可能性もあります。そんなときは出張ホストをぜひご利用ください。
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