平成は多種多様なバラエティ番組が作られ、人気を博した時代と言っても過言ではありません!

平成のバラエティ番組の数々は、今でも多くの人の記憶に残り、また新しい令和の時代のバラエティもそんな平成のバラエティ番組の影響を受けています。

今回はそんな平成のバラエティ番組を振り返っていきます。いろいろな世代の話のタネになりますように!

 

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平成のバラエティ番組の歴史とその魅力

まずは、平成のバラエティ番組の簡単な歴史と、その魅力について、ざっくりとみていきましょう。

特に、平成初期(1989年から1999年ごろまで)のバラエティ番組のブームや、その共通点や、その後の日本のテレビ文化に与えた影響に注目です!

 

平成初期のバラエティ番組ブームとその要因

平成初期のバラエティ番組は、80年代末から90年代にかけて放送された個性的で攻めた番組が多く、視聴者を楽しませる企画が数多く存在しました。

この時代のバラエティ番組ブームは、社会背景やテレビ業界の変化によってもたらされました。

特に、テレビ局がバラエティ番組の放送時間を増やし、多様なジャンルの番組が登場したことが要因となりました。

人気バラエティ番組の共通点

平成初期のバラエティ番組には、視聴者を惹きつける特徴や要素がいくつかあります。

例えば、『めちゃ×2イケてるッ! -What A COOL we are!-(通称:めちゃイケ)』は感動の比重が大きいドキュメントがあったり、笑いの要素を巧みに織り込んでいたのが特徴でした。

また、番組の構成や演出が緻密で、視聴者を驚かせる伏線が随所に散りばめられていたことも魅力の一つです。

バラエティ番組が日本のテレビ文化に与えた影響

平成時代のバラエティ番組は、日本のテレビ文化に大きな影響を与えました。

例えば、昭和末期から平成初期にかけて放送されていた『なるほど!ザ・ワールド』は、現地取材のレポートとクイズ形式で世界のあらゆる事を紹介する番組で、視聴者に教養となる知識を提供しました◎

視聴者に教養となる知識を提供するバラエティというカテゴリとしては、1991年から1997年にかけて放送された『平成教育委員会(番組開始時の名称:たけし・逸見の平成教育委員会)』も代表例のひとつです。

また、『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』は、芸能人同士の対決を主にしたバラエティ番組で、視聴者を楽しませる新しい形式を提案しました。

これに近いスタイルとしては『マジカル頭脳パワー!!』(1990〜1999年)もよく知られているものですね。

これらの番組は、視聴者に新しい知識やエンターテイメントを提供するだけでなく、後のバラエティ番組制作にも影響を与えました。

例えば、ドキュメント・バラエティやリアリティ番組など、新たな試みが次々と登場しましたね。

視聴者に新しい体験や感動を提供することで、テレビ文化の発展に貢献したもの・・・それが平成のバラエティ番組です!

 

平成の人気バラエティ番組トップ5

平成に人気を誇ったバラエティ番組は数限りなくあります。その中からどれか5つを選べと言われても、きっと人によってさまざまでしょう。

しかし、平成が終わりを迎える2018年に、ケーブルテレビ会社として有名なJ:COMが「#平成最高のテレビキャンペーン」と銘打って、アンケートを実施しました。

ここでは、その結果をもとに「平成の人気バラエティ番組トップ5」を振り返ってみたいと思います!

 

第1位:SMAP×SMAP

『SMAP×SMAP』は、平成時代を代表するバラエティ番組の一つで、総合ランキングで1位を獲得しました。放送期間は1996年4月15日から2016年12月26日まで。

この番組は、人気アイドルグループSMAPのメンバーが出演し、料理対決やコント、歌のパフォーマンスなど多彩なコーナーが人気でした。

人気の秘密は、メンバーの個性と絶妙な掛け合い、そしてゲストとの共演による新鮮な魅力が詰まっていたことです◎

第2位:森田一義アワー 笑っていいとも!

『森田一義アワー 笑っていいとも!』は、タモリさんが司会を務める長寿バラエティ番組で、総合ランキングで2位を獲得しました。放送期間は1982年10月4日から2014年3月31日まで。

昭和末期から平成末期まで、30年以上続く長寿番組でした。

この番組は、平日に毎日放送されたお茶の間の人気番組で、多くの芸能人が出演しました。人気の秘密は、タモリの独特なユーモアと、ゲストとの楽しいトークが魅力的であったことです。

この番組からは、数多くのスターが輩出されたことも大きな魅力のひとつです。

第3位:世界の果てまでイッテQ!

『世界の果てまでイッテQ!』は、謎解き冒険バラエティ番組で、総合ランキングで3位を獲得しました。放送開始は2007年2月4日からで、現在も放映中です。

この番組では、出演者たちが世界各地で様々なチャレンジを行い、視聴者に驚きや感動を届けました。

人気の秘密は、出演者たちの体当たりな挑戦と、世界各地の美しい風景や文化を紹介することで、視聴者に新しい発見を提供していたことです。

特にイモトアヤコさんによる世界各地の冒険や、宮川大輔による世界のお祭りの紹介企画は、よく知られていますね!

第4位:めちゃ×2イケてるッ! -What A COOL we are!-

『めちゃ×2イケてるッ! -What A COOL we are!-』は、平成バラエティ史に名を刻む番組で、総合ランキングで4位を獲得しました。放送期間は1996年10月19日から2018年3月31日まで。

この番組は、感動のドキュメントバラエティと笑いを巧みに織り込んだ独自のスタイルが特徴でした。

また、視聴者を驚かせる伏線が随所に散りばめられていたことも魅力の一つです。

第5位:学校へ行こう!

『学校へ行こう!』は、1997年10月16日から2005年3月15日までTBS系列で放送されていたバラエティ番組で、その後『学校へ行こう!MAX』と改題され、2008年まで放送されました。総合ランキングでは5位にランクインしました。

番組の合言葉は「学校を楽しくしよう」で、V6メンバーが直接学校などへロケに出向いて学生や素人と様々な企画を行いました。

番組は、学生たちの悩みや疑問を調査・解決したり、中学生や高校生たちと学校を取り巻く話題を取り上げ、様々な角度から個性的な学校や生徒たちにスポットを当てていました。

人気企画には、「未成年の主張」や「GO森田シリーズ」、「どこ行くんですか?ゲーム」などがあり、出演者のV6メンバーが若者たちと一緒になって視聴者に新しい発見や感動を提供しました。

 

平成の記憶に残るバラエティ番組のエピソード

平成のバラエティ番組には、さまざまなおもしろエピソード、感動エピソード、びっくりするようなエピソードが、たくさん残されています。

ここでは、そんな無数のエピソードの中から、筆者の独断と偏見で3つ、話のネタになるようなものをご紹介します。

 

アラファート議長へのアポなし突撃

『進め!電波少年』のアラファート議長へのアポなし突撃は、1990年代(放送期間は1992年7月5日から1998年1月1日まで)に放送された人気バラエティ番組『進め!電波少年』の中で行われた企画の一つです。

この企画では、松本明子さんが単身パレスチナに渡り、ヤーセル・アラファート議長と対面を果たすことを目指しました。しかし、議長府には銃を持った警備員がいたため、アポなしでの突撃はできず、建物の前で数時間待つことになりました。

このアポなしロケ企画は、『進め!電波少年』が世界のさまざまな要人にアポなしで突撃を仕掛けるというもので、視聴者に新鮮な驚きを与えました。

アラファート議長の他にも、松村邦洋さんが南アフリカのマンデラ大統領やアメリカのカーター元大統領に面会するなど、多くの注目を集めました。

長尺コント「トカゲのおっさん」

『ダウンタウンのごっつええ感じ』は、1991年12月8日から1997年11月2日まで放送された人気バラエティ番組で、ダウンタウンの松本人志と浜田雅功が出演していました。

この番組では、長尺コントが特徴で、視聴者に新鮮な驚きと笑いを提供していました。特に、「トカゲのおっさん」という名作コントは、連続ドラマのような形式で展開され、その長尺さが話題となりました。

また、この番組では、システムコントという独自のスタイルが取り入れられており、1つのシステム(ルールや状況)を作り、そのシステムを前提としてお話を進めていくというものでした。

『ダウンタウンのごっつええ感じ』は、その挑戦的な内容と独自のスタイルで、多くの視聴者に愛され、今でもその名場面が語り継がれています。

架空のテレビ番組だった『パパパパパフィー』

『パパパパパフィー』は、1997年10月1日から2002年3月31日までテレビ朝日系列で放送されたPUFFYの冠番組です。

この番組名は、PUFFYのデビュー直後に出演したフジテレビ系の音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』にて、司会の松本人志が二人の性格に対して「その様なことでは、もし冠番組を持ったときにどうするのか」として、司会の予行演習を行わせようとした際に提案した架空のテレビ番組のタイトルをそのまま採用したものでした。

松本人志が適当に考えたアイデアをそのまま流用したものとなっており、このエピソードは、PUFFYらしい軽快で楽しい雰囲気を反映していると言えるでしょう。

また、90年代らしいノリを体現しているエピソードとも言えそうです◎

 

平成のバラエティ番組に出演した著名人

平成のバラエティ番組は数多くのスターを輩出してきました。それこそ数え上げていけばキリがないほどです。

ひとつ特徴的なことをあげるとすると、タレントとは異なるジャンルのプロフェッショナルが、バラエティで人気を博して、その後、さまざまなバラエティ番組で活躍する、という流れがよくみられたことです。

そこでここでは、「平成を代表するバラエティの著名人」として誰も異論がないようなタモリさん、そしてタレントとは異なるジャンルであるアナウンサー、そして学者というジャンルから生まれたバラエティの著名人であるお二人について、振り返っていくことにしましょう!

 

タモリ

タモリさんは、日本のお笑いタレント、テレビ司会者、俳優で、ビートたけしさんや明石家さんまさんと共に、昭和末期から平成にかけて日本の「お笑いBIG3」の一角を担っていました。

1982年から2014年まで『森田一義アワー 笑っていいとも!』で総合司会を務め、「同一司会者により最も多く放送された生バラエティー番組」として記録を持っています。

また、『タモリ倶楽部』や『タモリのボキャブラ天国』など、数々の人気番組で司会を務めてきました。

他にも『世にも奇妙な物語』のストーリーテラー役や、『トリビアの泉』におけるご意見番的なポジションも印象に残っています。

逸見政孝

逸見政孝は、元フジテレビアナウンサーで、テレビ司会者、タレントとして活躍しました。

『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』や『夜も一生けんめい。』、『たけし・逸見の平成教育委員会』など、数多くの人気番組の司会を務めました。

明るく親しみやすいキャラクターは、視聴者に愛され、多くの番組で活躍しましたが、残念ながら1993年に48歳の若さで亡くなられてしまいました。しかし、彼のキャラクターは今でも多くの人の記憶に残っています。

荒俣宏

荒俣宏は、博物学研究家、図像学研究家、小説家、収集家、神秘学研究家、妖怪評論家、翻訳家、タレントとして幅広く活動しています。

バラエティ番組で特集された際に、その独特のキャラクターや知識で視聴者を楽しませました。また、彼は多くのテレビ番組やラジオ番組に出演し、その知識と魅力で視聴者を引き込んできました。

特にTBSで1993年から1994年にかけて放映されていた深夜番組「アニマ・ムンディ」では、「アリャマタコリャマタ先生」の名前で登場し、番組のカルト的な人気に一役買っていました。

 

バラエティ番組の制作秘話と裏話

バラエティ番組の制作過程や、視聴者には見えない舞台裏の話題は常に興味深いものです。人気番組がどのように作られ、どんな苦労があったのかを知ることで、番組への理解と愛着がさらに深まります。

バラエティ番組の誕生秘話

バラエティ番組は、制作者のアイデアの閃きから始まり、綿密な企画会議を経て誕生します

例えば、『笑っていいとも!』の伝説的なコーナー「テレフォンショッキング」には興味深い裏話があります。元々は、司会のタモリが当時大ファンであった伊藤つかさに会うために、考え出された企画だったそう。ゲストによる「友達の輪」を繋いでいって、いずれ伊藤つかさをゲストに招くことを目的としていたというわけです。

伊藤は番組開始から約3年後の1985年7月8日に初出演し、当初の目的は達成しましたが、ご存じのとおり「テレフォンショッキング」は番組終了まで続く名物コーナーとなりました。

また、『めちゃ×2イケてるッ!』の人気企画「抜き打ちテスト」には、制作陣の並々ならぬ努力が隠されています。この企画は毎回、他の企画にはない長時間収録が必要であり、出演するタレントのスケジュールを丸1日取る必要があるため、各タレントの所属事務所も事情を理解して、協力してくれていたとか。

制作陣の熱意と創意工夫が、バラエティ番組の魅力を支える重要な要素となっていたのです。

予期せぬハプニングとその対応

生放送のバラエティ番組では、予期せぬハプニングがつきもの。そんな時、出演者やスタッフの臨機応変な対応が、時として番組の魅力をさらに引き立てることがあります

『SMAP×SMAP』の料理コーナー「ビストロSMAP」では、ゲストが食べづらそうにしている様子を見たメンバーが即興で対応し、和やかな雰囲気を作り出すことがありました。このような気配りと機転の利いた対応が、ゲストと視聴者双方に心地よい印象を与え、番組の人気につながっていたんですね。

海外ロケを多く行う『世界の果てまでイッテQ!』では、予定していた企画が急遽中止になることも。そんな時は、スタッフと出演者が協力して代替案を考え、臨機応変に対応していたそうです。

この柔軟な対応力が、予定調和ではない、生き生きとした番組作りを可能にし、視聴者を飽きさせない要因となっていました。

編集と演出の技

バラエティ番組の魅力は、巧みな編集と演出にも大きく支えられています

『ガキの使いやあらへんで!』の人気企画「笑ってはいけない」シリーズでは、24時間の撮影を6時間番組に凝縮するため、編集スタッフが何日も徹夜で作業を行っていたそうです。膨大な映像素材から最も面白い瞬間を選び出し、テンポよく構成する作業は、まさに職人技と言えるでしょう。この緻密な編集作業が、視聴者を笑いの渦に巻き込む大きな要因となっていました。

『進め!電波少年』のアポなし企画では、放送には映らないさまざまなトラブル対応があったと言われています。トラブルを最小限にするための交渉など、隠れた努力の積み重ねが、視聴者を魅了する番組作りにつながっていたのです。

これらの舞台裏の努力は、バラエティ番組の質を高め、視聴者に深い感動と笑いを届ける原動力となっていました。

 

視聴者とバラエティ番組の絆

平成時代のバラエティ番組は、視聴者との強い絆を築きながら発展してきました。番組が視聴者を巻き込み、共に番組を作り上げていく過程は、テレビ文化の新しい形を生み出しました。

視聴者参加型企画の進化

平成時代のバラエティ番組は、視聴者参加型の企画を積極的に取り入れることで、より身近で親しみやすい存在となりました

トリビアの泉の人気コーナー、『トリビアの種』では、視聴者が投稿した「調べてみたら取りニアになりそうな疑問」を実際に検証。自分の投稿したトリビアの種が全国放送で取り上げられる喜びは、視聴者の番組への愛着を深める大きな要因となりました。

『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』は、一般人・著名人を含む100人の参加者が繰り広げるクイズバラエティ。視聴者に近い存在である一般人と著名人が一体となって番組を作り上げていくスタイルは、視聴者の番組への没入感を高め、より深い愛着を育む結果となりました。

ファンコミュニティの形成とその影響

人気バラエティ番組は、単なる娯楽を超えて、熱心なファンコミュニティを生み出しました

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』のファンは、番組内で使用されたフレーズを日常会話に取り入れ、独自の文化を形成しました。「絶対に笑ってはいけない」シリーズから生まれた「〇〇、OUT」などのフレーズは、強い影響力を持ちました。

このように、バラエティ番組は言葉遊びや新しい表現を生み出す源泉となり、視聴者の日常生活に深く浸透していきました。

『モヤモヤさまぁ〜ず』のファンの中には、番組で紹介された飲食店や観光スポットを実際に訪れる「聖地巡礼」を行う人々が現れました。このような行動は、地域活性化にも貢献し、バラエティ番組が持つ社会的影響力の大きさを示しました。

番組を通じて形成されたファンコミュニティは、単なる視聴者集団を超えて、新たな文化や経済活動を生み出す原動力となったのです。

SNSがもたらした新たな視聴スタイル

平成後期になると、SNSの普及により視聴者と番組の関係性がさらに密接に

『M-1グランプリ』など数多くの番組では、Twitter(現:X)を通じてリアルタイムで視聴者の反応を番組内で紹介し、双方向のコミュニケーションを実現しました。

時には視聴者のコメントが即座に番組に反映されることで、視聴者は自分も番組作りに参加しているという感覚を味わうことができます。

『水曜日のダウンタウン』など多くの番組では、Twitter(現:X)のハッシュタグを決めておき、放送中に視聴者がSNS上で番組の話題にあげることを促しています。視聴者は番組を見ながら同時にSNS上で意見を交換し、番組の内容をより深く楽しむことができるのです。

このような視聴スタイルの変化は、番組の話題性を高めるだけでなく、視聴者同士のつながりを生み出し、新たなコミュニティの形成にも貢献しました。

 

バラエティ番組が社会に与えた影響

平成時代のバラエティ番組は、単なる娯楽の枠を超えて、社会に多大な影響を与えました。社会問題への意識喚起から文化の形成まで、その影響力は多岐にわたります。

社会問題への取り組みと意識喚起

バラエティ番組は、放送を通じて社会問題にも光を当てる重要な役割を果たしました

社会問題を親しみやすい形で提示することで、幅広い層の視聴者に問題意識を芽生えさせる効果がありました。

『ホンマでっか!?TV』では、各分野の専門家を招いて現代社会の問題点や最新の科学的知見を分かりやすく解説してくれます。専門的な知識を面白おかしく、かつ的確に伝えることで、視聴者の意識を高めることに大きく貢献しました。

このように、バラエティ番組は笑いを通じて社会問題を考える機会を提供し、視聴者の社会参加意識を高める重要な役割を果たしたのです。

言葉や流行の発信源として

新しい言葉や流行の発信源としても大きな影響力を持ちました

『エンタの神様』から生まれた波田陽区による「残念!」や小梅太夫の「チクショー!」など、多くの流行語を世に送り出しました。

これらの言葉は、番組の枠を超えて日常会話に浸透し、時代を象徴する表現として人々の記憶に刻まれています。コミュニケーションの潤滑油として、人々の会話をより豊かで面白いものにする役割を果たしました。

地方創生と観光振興への貢献

バラエティ番組は、地方の魅力を全国に発信する重要な役割も果たしました

その際たる例が『ザ!鉄腕!DASH!!』の人気企画「DASH村」や「DASH 0円食堂」です。前者はDASH村での生活を通じて、農林業の魅力を視聴者に伝えましたし、後者は全国各地のさまざまな名産品の魅力を、普通のグルメ番組とは違った角度で取り上げました。

番組を通じて地方の魅力を再発見し、新たな観光資源を創出する効果がありました。バラエティ番組は、エンターテインメントの枠を超えて、地方創生や観光振興にも大きく貢献し、日本の地域経済に好影響を与えたのです。

 

平成から令和へ – バラエティ番組の未来

令和になってからもう5年目となり、平成時代もひとつの歴史になろうとしていますが、平成のバラエティ番組は、令和のバラエティ番組にも影響を与えています。

今回の最後に、バラエティ番組の未来について、ちょっと思いを巡らせてみましょう。

 

バラエティ番組の進化と変遷

平成時代のバラエティ番組は、多様なジャンルや企画が登場し、視聴者に新鮮な驚きや感動を提供しました。

現代のバラエティ番組も、平成の影響を受けて進化し続けています。

例えば、街歩き企画や食レポなど、平成時代に人気だった企画が現代の番組でも引き継がれています。

また、新しいメディアや技術の発展により、バラエティ番組の制作や放送の方法も変化しています。

令和時代のバラエティ番組の展望

令和時代のバラエティ番組は、さらなる進化や新しい試みが期待されます。

例えば、インターネットやSNSの普及により、視聴者とのコミュニケーションがより密接になり、番組の企画や制作に視聴者の意見が反映されることが増えています。

また、新しい技術やプラットフォームの活用により、バラエティ番組の放送形態や視聴方法も多様化しています。

平成のバラエティ番組から学ぶこと

過去のバラエティ番組から得た教訓や示唆は、今後の番組制作に活かすことができます。

例えば、視聴者を惹きつける要素や、新しい企画の開拓、そして番組の独自性を追求することが学びとしてあります。

また、平成の時代にはウケていた企画やネタも、コンプライアンスの進化によって、今では実現できなかったり、仮にやっても批判を受けるようなものもたくさんあります。

わかりやすいところでいえば、1990年代後半に放映されていた『愛のエプロン』のように、料理が下手だとわかっている人に料理を作らせて食べ物を粗末にして、笑いをとるような企画は、どんなに面白そうに思えても、令和のバラエティ番組では成立しないでしょう。

過去の番組で成功した企画やスタイルを継承しつつ、新しい時代のニーズや技術の進歩に合わせて進化させることが、バラエティ番組に求められているかもしれません。

 

まとめ

今回は、平成を彩ったバラエティ番組を、いろいろな角度で振り返ってきました。

あの頃、テレビの前で過ごした笑顔の時間がよみがえるようですね!

当サイトには平成の懐かしいエピソードやグッズ、流行ファッション、アニメや音楽など、さまざまな記事がたくさん揃っています。

バラエティ番組のほかにもきっと新しい発見や思い出に浸れること間違いなしです。ぜひご覧ください。

 

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