毎年、夏が過ぎ去り気温が低くなってくると・・・ホットカクテルが楽しい時期に入ってきます。体を冷やさないという部分では、ホットカクテルはとても身体に良いものと言えるでしょう。

しかしどうしても、夏場や暖かい時期はただでさえ暑いのだからホットカクテルはちょっと・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は秋の入り口から冬にかけて楽しみたいホットカクテルをまとめました。

どれもお家で簡単に楽しめるレシピばかりとなっています。ぜひ、充実したおうち時間のお供にどうぞ。

気温が下がる秋にはホットカクテルがオススメ♪

気温が下がる秋口には、ホットカクテルがお勧めです。夏場だと氷をガンガン入れて冷たくしたアルコールドリンクがお勧めですが・・・気温が下がってくると、なかなか冷たいアルコールというわけにもいかないでしょう。体が冷えてしまいますからね。

そこで今回おすすめしたいのが、秋口から冬にかけて楽しみたいホットカクテルレシピです。

最近は「おうち時間」という言葉も定着するようになり、ご自宅でアルコールを楽しまれる方も多くなってきました。

そこでここでは「いつものお酒に一手間加えて」楽しく、そしてまったりとお過ごしいただけるようなホットカクテルレシピを集めてみました。

おすすめホットカクテル~アルコール度数低め~

まずはおすすめホットカクテルのうち、特にアルコール度数が低めのものをご用意しました。

普段のお仕事でお疲れの体と心を癒してくれるような、気軽に楽しめるホットカクテルレシピばかりです。それではひとつずつ確認していきましょう。

マルドワイン

画像出典:Wikipedia
材料:赤ワイン
   オレンジピールやシナモンなどの香辛料数種類
   砂糖もしくはシロップ
   オレンジ

まずご紹介するのはマルドワインです。文字通りワインがベースとなっているホットカクテルです。

ワインの渋みが飲みやすくなった味わいで、普段ちょっと渋みが強いのでワインを敬遠しがち・・・という方にもぜひお楽しみいただきたい、そんなカクテルとなっています。

風味としてはワインにもよりますが、スパイシーでフルーティな味わいです。

アルコール度数目安は5~7%で、レンジを輪切りにし、材料すべて鍋に入れて中火で熱すると出来上がります。煮立つ直前に火を弱め、15分弱火で煮るとちょうど良いマルドワインが出来上がります。

エッグノッグ

画像出典:Wikipedia
材料:卵
牛乳
砂糖
ブランデー
シナモン

若干おしゃれ度が下がってしまうものの、このホットカクテルを正確に説明しようとするなら「卵酒」の海外風と言った方が良いでしょう。ベースはブランデーで、シナモンや卵などが入っていることから体を温めてくれること請け合いです。風味としては飲むカラメルプリンのような味わいで、糖分補給もバッチリです。
アルコール度数目安は~9度で、調整可能です。

簡単な作り方としては卵を卵黄と卵白がしっかり混ざるように混ぜ、砂糖と牛乳とシナモンを加えて混ぜ合わせます。続いて小鍋に入れて弱火で温め、軽くとろみが付いたらコップに移し替え、ブランデーを加えて完成です。ポイントはアルコール・風味が必要以上に飛んでしまわないように最後にブランデーを加えるところにあります。

カフェ・ロワイヤル

材料:コーヒー

角砂糖

ブランデー

おしゃれなホットカクテルの決定版と言っても良いでしょう。カフェロワイヤルをご紹介いたします。画像でご覧いただければお分かりの通りコーヒーがベースのホットカクテルとなっており、表面はアルコールにより発火しています。

火が付いているのが最大の特徴と言ってよいでしょう。アルコール度数の目安としては0.8%以上となっており比較的ライトに楽しめるカクテルと言えます。ブランデーが香る少し渋めのコーヒーといった様子で、お酒感は薄い特徴があります。

簡単な作り方としてはコーヒーをカップに入れ、その上にスプーンを置きます。スプーンの上にブランデーを染み込ませた砂糖を置き、火を付けます。溶けかけた、もしくは溶けた後そのスプーンをコーヒーに沈めて完成です。

グロッグ

画像出典:Wikipedia
材料:ダーク・ラム
レモン・ジュース
角砂糖
シナモン・スティック
熱湯
クローブ

スパイシーなホットカクテルをご所望の方にはグロッグがお勧めです。アルコール度数は低めと言いつつ8度となっており、少々パンチのあるカクテルと言えます。味の感じとしては香辛料が入っているため、少しスパイシーです。

しかしさっぱりしている味わいのため、甘いホットカクテルはちょっと苦手・・・という方には特にお勧めできます。クローブ以外の材料をすべて入れてステアし、最後にクローブを乗せて完成です。

トム・アンド・ジェリー

材料:ブランデーダークラム
砂糖
玉子
お湯

海外では知る人ぞ知る、そんなホットカクテルがトムアンドジェリーです。同名のコメディアニメもあるため、覚えやすいホットカクテルです。

風味としては卵の味が優しく広がる甘めのカクテルとなっており、あまりアルコールに慣れていない方でも「おうち時間」に楽しむことができるでしょう。ただしアルコール度数は目安として8度~となっており、飲み過ぎには注意したいカクテルです。

簡単な作り方としてはまず、卵を卵白と卵黄に分けて、卵白と砂糖で混ぜます。それぞれで泡立ててから容器に入れてステアします。ブランデーを加えて完成です。

ホットビール

材料:
ビール
スパイス
ドライフルーツ
はちみつなど

ホットビールをご紹介します。文字通り暖かいビールではあるものの、スパイスやドライフルーツ・蜂蜜などを加えていることから飲みやすく、体を温めてくれるカクテルと言えます。

アルコール度数は一般的なビール同様に5%程度となっており、普段のビールよりは甘みが強いため、普段ビールを飲みにくいと思っている人にも特にオススメしたいホットカクテルです。

ところで、ビールと言えばキンキンに冷やして楽しむ・・・というのは日本ならではの風習ということをご存知でしょうか。実は海外では、このようにビールを温めて楽しむのもまた一つの飲み方なのです。

簡単な作り方としては材料を全て一つのグラスに注ぎ、ステアして完成です。ただしビールの炭酸ガスが抜けてしまわないように優しくステアするのが重要です。

ホット・イタリアン

材料:アマレット
オレンジジュース

ホットイタリアンというカクテルがあります。「あんず」のリキュールであるアマレットとオレンジジュースを組み合わせたカクテルで、温かいスクリュードライバーに近い味わいです。

スクリュードライバーが元々甘くて飲みやすいことから、初心者向けのカクテルと言われている通り・・・こちらのホットイタリアンも基本的にはアルコール慣れしていない人でも簡単・気軽に楽しめるカクテルとなっています。

アルコール度数の目安はおよそ5%程度となっていることから、アルコール度数から見ても気軽に楽しめるカクテルです。

簡単な作り方としてはオレンジジュースを温めてアマレットを加え、ステアして完成です。アマレットの分量でアルコール度数の調整も可能です。

ホットカルーアミルク

材料:カルーア
牛乳

大人気のカルーアミルクを温めたホットカルーアミルクというカクテルもおすすめです。文字通りカルアミルクのホット版というだけで、特に一般的なカルーアミルクとの違いはありません。

ただし暖かくなっている分、コーヒーの風味やミルクの甘さが際立っていることから飲みやすいと感じる方も多くいらっしゃいます。

アルコール度数の目安としてもベースのカルーアの度数がそこまで高くないことから、8%以下で楽しむことができます。簡単な作り方としてはホットミルクにカルーアを加えて完成です。フォームミルクにする方法もあります。

ホットカンパリオレンジ

材料:カンパリ
オレンジジュース

食前酒として有名なカンパリを用いたホットカクテルもあります。カンパリオレンジのホット版・ホットカンパリオレンジです。

こちらは香草リキュールであるカンパリを使用しているため、若干の渋みがあります。薬膳酒という言い方の方が適切かもしれませんね。

しかしオレンジのおかげで爽やかな風味となっており、またアルコール度数も5%程度と飲みやすいお酒となっています。

ホット版なので体を温めてくれる効果も期待できます。簡単な作り方としては材料をすべて入れて鍋で温めるか、電子レンジで1分ほど温めて出来上がりです。

アイリッシュ・アフタヌーン

材料:アマレットグレナデンリキュール
アイリッシュウイスキー
シナモンスティック
暖かい紅茶

アイルランドの午後」という意味を持つホットカクテル・アイリッシュアフタヌーンをご紹介します。こちらは紅茶とアマレットをメインのベースに迎えたホットカクテルとなっており、紅茶よりも濃く味わい深い仕上がりとなります。シナモンスティックを添えて楽しむのが通常なことから、リラックス効果も得られるでしょう。

アルコール度数の目安としては5%程度となっており、お休み前にお飲みいただいても特段の影響はなさそうです。簡単な作り方としてはリキュールとウイスキーを注いで混ぜ、そのあとに紅茶を加えて完成です。グレナデンリキュールは甘みの強いキュールとなっています。そのため、甘みを強くしたい場合はグレナデンリキュールの配分を少し多めにするなど工夫することで、貴方だけのアイリッシュアフタヌーンの完成です。

おすすめホットカクテル~アルコール度数高め~

ここからご紹介するのはアルコール度数は高くてナンボ!ちょっと強めのホットカクテルを楽しみたい!そんな方に向けたホットカクテルです。

日本酒であれば辛めの熱燗を楽しむといった方に特にお勧めできるラインナップを揃えてみました。

冷たいアルコールよりも一般的にはアルコールや酔いが回りやすいという説もあります。気をつけてお楽しみください。

ホットバタードラム

画像出典:Wikipedia

材料:ダーク・ラム
無塩バター
角砂糖
熱湯
シナモン

ラム酒を使用したホットバタードラムというホットカクテルがあります。海外では人気かつ定番ラインナップであるものの、日本ではあまり提供されていない印象のホットカクテルです。

ラムベースであることからすっきりと楽しめるカクテルとなっており、それでいてバターの風味が優しく、ラムやアルコールの「トゲ」を包んでくれることからおやすみ前にもぴったりな逸品となっています。

ただしアルコール度数の目安としては14から15%程度となっているため、少しアルコールが苦手という方にはあまりオススメできない一杯でもあります。

簡単な作り方としては、角砂糖、ラム、熱湯、バターの順番に温かいグラスに入れ、軽くステアして完成です。

アイリッシュコーヒー

画像出典:Wikipedia
材料:アイリッシュウイスキー
ホット・コーヒー
角砂糖またはブラウンシュガー
生クリーム

アイリッシュという名前の付くカクテルには特段、美味しくて甘いものが多い・・・というのは筆者の勝手な偏見でしょうか。いえいえ、そんなことはないかもしれません。

デザートのように楽しめるアイリッシュコーヒーというホットカクテルをご紹介いたします。

こちらはデザートカクテルに分類されてしかるべきカクテルとなっており、コーヒー・ウイスキーの風味に甘味と生クリームのまろやかさが加わって非常に飲みやすい味わいです。

ただしアルコール度数は堂々の18%以上、一般的な日本酒の度数が14%程度であることからかなり強いカクテルであることがわかります。簡単な作り方としてはコーヒーグラスを温め生クリーム以外の材料を入れて混ぜます。最後に生クリームをのせて完成です。

ホットウイスキートディ

材料:
ウイスキー
レモン
オレンジなどの柑橘類のスライス
クローブなどの香辛料
シナモン
角砂糖

甘いカクテルはもうこりごり!ウイスキーベースでさっぱり飲めるカクテルはないのかしら?といった方に特にお勧めできるホットカクテルです。

ホットウイスキートディをご紹介いたします。こちらは良くも悪くも風味がかなり渋めとなっており、いわゆる「辛党」の方にお勧めできるカクテルとなっています。

ただしウイスキーの他にも様々な柑橘類や香辛料、その他レモンの風味も相まって・・・ほろ苦く芳醇な香りを味わいながら楽しめる一杯です。

大人な逸品と言っても良いでしょう。アルコール度数の目安は調整可能ですが、一般的には15%程度に落ち着くことが多いようです。

簡単な作り方としてはウイスキーにお湯と砂糖を加え、好みの香辛料や柑橘系のスライスを付け加えて完成です。

ホット・ラスティ・ネイル

材料:ウイスキー
ドランブイ

意外にも甘くて飲みやすいウイスキーベースのカクテルの一つに、ホットラスティネイルがあります。甘いウィスキーカクテルであるラスティネイルのホット版です。

ただし度数はかなり高めで、これをホットで飲むとかなりお酒が回ること請け合いです。

アルコール度数の目安は堂々の36度(!)。一般的なウォッカの度数が40度程度であることから、ほぼストレートでウォッカを飲んでいるのと大差ない仕上がりと言って良いでしょう。

ちなみにウィスキーの他の材料でドランブイというものがあります。こちらはモルトウイスキーをベースにしたリキュールの一種で、アルコール度数は40度。ほとんどウイスキーをウイスキーで割っているのと大差ない材料です。

酒豪の方に是非お楽しみ頂きたい、そんな逸品です。

作り方としてはウイスキーとドランブイとお湯を注ぎ、混ぜ合わせれば完成です。ドランブイの甘みが強すぎる場合は柑橘系のスライスを足すと良いでしょう。

ホット梅酒

材料:梅酒
熱湯
お好みのハーブ(カモミールなど)

シンプルかつ知名度の高い梅酒をホットでカクテルにすると、ホット梅酒の出来上がりです。梅酒のまろやかな味わいが更に温めることで際立ち、リラックス効果も得られる・・・そんな逸品です。ご自宅にある材料ですぐに作れてしまうのも嬉しいポイントと言って良いでしょう。

材料としては梅酒とお湯があればできてしまいます。ただしここにお好みのカモミールといったハーブを加えることにより、より安息・リラックス効果が得られるでしょう。

アルコール度数の目安は梅酒がもともと高アルコールであることから、14から15度程度です。

簡単な作り方としては梅酒にハーブティーを加えて完成です。

ホット照葉樹林

材料:
グリーンティーリキュール
烏龍茶

照葉樹林というカクテルがあります。こちらをホットにしたのがホット照葉樹林というわけです。

グリーンティーリキュールとウーロン茶を合わせて作るこのカクテル、ほぼ薬膳酒と言って差し支えないでしょう。抹茶感のある味わいでお茶をアルコールにして楽しみたいという方にはピッタリの逸品です。

アルコールの度数としては8%程度であるものの、グリーンティーリキュールの分量によってはアルコールを強くすることもできます。

リキュールにウーロン茶を加えて温めれば完成です。

メキシカン・コーヒー

材料:テキーラ
カルーアリキュール
ホットコーヒー
フレッシュクリーム

メキシカンコーヒーをご紹介いたします。こちらはメキシカンという名の通りテキーラがベースのホットカクテルとなっています。テキーラーの「あのガツンとくるパンチの強い風味」とコーヒーの渋みで、なかなか大人な味わいです。

普通のコーヒーカクテルやカルーアを使用したコーヒーカクテルでは満足できないわ!という方には特にお勧めです。テキーラのパンチをカルーアリキュールやフレッシュクリームが中和してくれるため、ガツンとした風味ではあるもののじっくりと楽しめる一杯です。

アルコール度数はおおよそ7°程度ですが、何せ相手はのテキーラです。飲み過ぎると酔いが回ってしまうので注意しましょう。作り方としては材料を全て注ぎ、最後にフレッシュクリームを添えて完成です。

コニャックレモネード

材料:コニャック・ブランデー
レモンジュース
はちみつ
お湯

ブランデーを利用したホットカクテルの一つにコニャック・レモネードがあります。一般的なレモネードにお酒を加えたものなので、さっぱりと飲みやすい仕上がりとなっています。

一般的にレモネードは温めて飲むものだ、という認識の方も多いでしょう。そのため、特に抵抗なく楽しめる一杯でもあります。またレモネードのさっぱりとした風味に芳醇なコニャックブランデーの風味が加わることで、すいすいと飲めてしまいます。ただしアルコール度数は15度程度で、一般的な日本酒の中でも特に強いものと同程度のアルコール度数となっています。

簡単な作り方としては全ての材料を注いでステアし、温めれば完成です。

ホット・モヒート

材料:ホワイトラム
ライムジュース
ミント
お湯
砂糖

ホワイトラムとライムジュースとミントをベースにしたあの爽やかなカクテル・モヒートのホット版もあります。

ミントが癖になる爽やかな味わいで、さっぱりさせたい時に楽しむのが良いカクテルと言って良いでしょう。

ただし!あの真夏の飲み物であるモヒートを温めたホットカクテルということで・・・飲み過ぎには注意したいところです。

アルコール度数こそ9から11度程度となっているものの、こちらも飲みやすいだけに杯数が多くなる魔性のカクテルです。

簡単な作り方としてはグラスに砂糖を入れて溶かし、そこにリキュールとライムジュースを入れて最後にミントを入れれば完成です。

仕上げにグラスごと蒸らすと良いでしょう。

まとめ

秋の夜長から冬の寒い時期に是非お楽しみ頂きたい、ホットカクテルについてご紹介してきました。従来の生活ではバーでホットカクテルを1・2杯楽しむ・・・というのが一般的でした。

しかし最近はおうち時間が増えてきたこともあり、おうちカクテルという文化も徐々に浸透しつつあります。

今回ご紹介したホットカクテル、あなたは誰とお楽しみになりますか?

もしホットカクテルをお楽しみになるパートナーがいらっしゃらない時には、出張ホストをご用命いただくのはいかがでしょう。

極上のリラックスタイムにさらに容姿端麗でトークもバッチリなキャストたちが華を添え、豪華な癒しのひとときをご提供致します。