Googleタグマネージャーに、Googleアナリティクスを乗せている方も多いと思います。そのアナリティクスから管理者のIPを除外しようとして方法を検索したのですが、まとまった情報が見当たらなかったので記事にしました。
1.アクセスしたIPをデータレイヤーへ設定
まずは、データーレイヤーへ、IPの変数を収納することが必要です。収納するのは以下のコードを<head>内へ記述すればOKです。
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<script type="text/javascript"> window.dataLayer = window.dataLayer || []; dataLayer.push({ 'IP':'アクセスしたIPアドレス' }); </script> |
しかし、「アクセスしたIPアドレス」を取得するのが、Javascriptでは無理と言って良いほど難しいです。取得するには、ページがPHPなどアクセスしてきたIPが取得出来るプログラムで生成されていることが必要です。PHPで生成されるページならば、以下のコードを<head>内へ挿入すればOKです。
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<?php $this_ip = $_SERVER["REMOTE_ADDR"]; print<<<EOD <script type="text/javascript"> window.dataLayer = window.dataLayer || []; dataLayer.push({ 'IP':'{$this_ip}' }); </script> \n EOD; ?> |
2.Googleタグマネージャーでの設定
コンテナの選択
Googleタグマネージャーへログインして、設定したいコンテナを選択して下さい。
データレイヤーの変数の設定
データレイヤーとして扱う変数を定義します。左のメニューから変数を選択し、「ユーザー定義変数」の項目の「新規」をクリックして下さい。
下のような画面が出現するので、丸の辺りをクリックしてください。
またメニューが出現するので、「データレイヤーの変数」をクリック。
赤枠は、好きな名前を付けてください。青枠は、「IP」と半角で入れて下さい。他は特に変更する必要はありません。保存をクリックしてください。
トリガーの設定
次に「トリガー」のメニューをクリックしてください。右上の「新規」をクリックしてください。
メニューが開くので、中央の丸をクリックしてください。
更にメニューが開くので、「ページビュー」をクリックしてください。
赤枠に、好きな名前をつけてください。青枠のように「一部のページビュー」を選択。ピンクの枠のように、変数で作ったユーザー定義変数を選択。黒枠には、除外したいIPアドレスを入れて下さい。ピンクの枠と黒枠の間は「等しくない」を選択して保存してください。
下の条件は、「アクセスしてきたIPがxxxxと等しくない時に、Googleタグマネージャーを実行する」となります。
タグの設定
左のメニューから、タグを選択してください。Googleアナリティクスを設定しているタグ名をクリックしてください。
このようなメニューが開きます。トリガーは All Pagesになっていると思います。トリガー枠の右上をクリックしてください。
右の「-」をクリックして消して下さい。その後出現する丸をクリックしてください。
すると、先ほどトリガー項目で作成したトリガーが出現します。それをクリックして下さい。その後、保存をクリックして下さい。
設定は以上です。
参考になれば幸いです。
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