はじめに

人肌恋しい、冬の季節。人肌の他に、もう一つ欲しいものがあります。そうです、温泉です。

とはいえ、いわゆる通常のランクの温泉宿では飽きてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、冬に行きたいラグジュアリーな温泉宿を全国から厳選してご紹介します。

冬だから訪れたい極上温泉宿ー冬の湯けむりを愉しむー

空気は澄み渡り、地域によっては氷点下まで気温が落ち込む冬。
そんな季節だからこそ訪れたい極上の温泉宿があります。

冷えた空気と温かい温泉のマリアージュを愉しむためだけに、ちょっとした旅行に出かけてみませんか?

ひとり旅も良し、ふたり旅もまた良し。

特に大切な人と訪れる極上の温泉宿は、二人の関係をより温泉のように温かいものにしてくれることでしょう。

北の大地・北海道の高級温泉宿

まずは日本最北端の大地、北海道の高級温泉宿をご紹介します。

北海道といえば食の宝庫として知られていますが、実は温泉の宝庫でもあります。

登別温泉に函館湯の川温泉、さらには天人峡温泉など様々ありますが、ここでは洞爺湖温泉と函館温泉にスポットライトを当ててみます。

湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館

西洋文化と日本の歴史的な情緒が共存する北海道・函館。

津軽海峡に面し、北海道の中でも最南端に位置するこの街でおすすめなのは「湯の川温泉望楼 NOGUCHI函館」。

函館市内に点在する高級温泉宿の中でも群を抜いてラグジュアリーなこの宿では、あの函館の夜景と津軽海峡を独り占めする絶好のロケーションを味わうことができます。

2名1室でおよそ7万円からの宿泊プランは他の追随を許さず、チェックインからチェックアウトまで極上にして価値のある体験があなたを待っています。

割烹旅館若松(函館)

道南旅行で純和風の高級温泉宿を求めるなら、割烹旅館若松です。ラグジュアリー感と都会的な雰囲気を持つ望楼NOGUCHI函館に対し、こちらは大正時代から続く純和風の老舗旅館 。

和室のお部屋では贅沢にもオーシャンビューが体験できる部屋もアサイン可能。割烹旅館だけあって、美食の宝庫・函館の海の幸を味わうこともできます。

古き良き港町・函館を象徴する宿で、昔ながらにして気品溢れる特等函館ステイを愉しめます。2名1室10万円オーバーの特別室も人気。

We Hotel Toya

2008年に行われた、洞爺湖サミット。各国からVIPとそのファーストレディが訪れたこの重要な会合で会場並びに開催地に選ばれたのが、北海道の洞爺湖です。

この洞爺湖にロケーションを構えるリゾートホテルにWe Hotel Toyaがあります。

洞爺湖温泉という有名な温泉に入ることができる宿ながらも、隈研吾が設計デザインに尽力した和とモダンの同棲する上質な空間で滞在することができます。

全室露天風呂も嬉しいポイント。加えて木の温もりをコンセプトにした館内でもバーやダイニングを愉しめることから、旅行に出かけたパートナーも喜色満面。

豪雪の東北で温泉宿を訪ねる

冬だからこそ見られる白銀の世界を求めて、豪雪の東北に足を伸ばしてみるというのも休日の贅沢な愉しみ方。東北の温泉宿を訪ねてみるのはいかがでしょう。ここからは東北の高級温泉宿をご紹介していきます。

松島一の坊

宮城は松島、松島温泉。
美しい景色で知られる松島の温泉宿とあって、その眺望は一流です。

松島一の坊は全室オーシャンビューとなっており、ゆったりとした特別な時間を過ごすことができます。

またお連れ様がいるご旅行の場合、開催中の様々なアクティビティやお食事代などが都度払いになっていると心からリラックスすることはできません。

松島一の坊では出来る限りゲストにゆったりとした時間を過ごしてもらえるよう、オールインクルーシブスタイルを採用。無料で様々なサービスを受けられるようになりました。

時音の宿湯主一條

宮城県の鎌先温泉には時音の宿 湯主一條という温泉宿があります。

創業600年の伝統を誇る旅館と、時代の最先端を行く新しい設備等との競演が魅力です。

最新設備の恩恵を受けることで快適さは保ちつつ、古き良き時代の日本家屋でゆったりとした時を過ごすことができます。

スイートルームは一泊10万円近くなる時期もあるほど人気ですが、十分に価値のあるステイを満喫できます。

おとぎの宿米屋

冬の東北旅行は白銀の幻想的な世界もあいまって「おとぎ話」そのもの。

特にお二人で出かける東北温泉旅行は、物語のメインストーリーを紡ぎます。

そんな特別な非日常の空間を優しく・そしてラグジュアリーに演出してくれるのが須賀川温泉のおとぎの宿 米屋です。

まるで小さい頃によく絵本で読んだような「おとぎの国」に迷い込んでしまったかのような美しい空間で愉しむ、優しい肌触りの温泉と木のぬくもり。

客室では贅沢に源泉かけ流しで湯あみをすることができます。

チェックインからお食事、そしてチェックアウトの時間まで、どんなストーリーを紡いでいきますか?

冬の関西でお泊り温泉旅行

冬の温泉宿といえば北海道や東北エリアという声も聞かれますが、もちろん冬の関西にも贅沢な時間を過ごすことができる極上の温泉宿があります。

ここでは有馬温泉や嵐山を中心に関西の温泉宿をご紹介していきます。

有馬山叢御所別墅(ありまさんそう・ごしょべっしょ)

日本で最も名のある温泉のひとつとして知られる有馬温泉。

まるでドラマのような趣のある温泉宿がこちらの有馬山叢御所別墅です。

木漏れ日も心地よく、まるで都会の喧騒を忘れさせてくれるかのようなお部屋では日本が開国に本腰を入れ始めた時の時代の風を、そのまま感じることができるようになっています。

当時から多くの人を癒し続けた有馬山叢御所別墅で日本有数の温泉を味わい、そして格別の「大自然からのおもてなし」を受けてみるというのも悪くありません。

嵐山辨慶

京都といえば嵐山。

昔から掛け軸や浮世絵などの題材にもなる美しい景勝地です。

窓の外には嵐山が広がるーそんな絶景のお部屋も用意されているこちらの嵐山辨慶では、時代の寵児たちがその風景を愉しむためにこぞって居を構えたという嵐山の風景を味わうことができます。

一泊二食付きで8万円というプランもあるなど、特別なランクのお宿ですがその分だけ気品溢れるラグジュアリーなひと時を過ごせます。

また、嵐山辨慶 弁慶別邸という形でいわゆるレジデンシャルスイートの提供もあります。

こちらは1泊の滞在というよりは数日程度の中長期的な滞在に向いているプランで、かつて国を治めた特別な存在たちが日々を過ごした嵐山を等身大に味わうことができます。

まとめ

全国各地の冬だからこそ訪れたい、極上の温泉宿をご紹介してきました。

どれもラグジュアリーなお宿で、特別なひと時を過ごさせてくれることは間違いありません。

ご紹介した温泉宿の中には一泊10万円以上というハイクラスな温泉宿も。

ここまでのクラスだからこそ味わえる特別な空間や特別な体験が、あなたを待っているーそう思うとつい、次の予定を確認したくなってしまいます。

お相手と一緒に予定を調べてみると、まるで導かれるように旅に出る日程が自ずと決まるかもしれませんね。

日本の四季の中で最も白く美しい世界を堪能するために、旅に出てみませんか。