なぜかあの人は運がいい

 

運が良い人になりたい

 

大事な日にゲン担ぎをしたい!

 

やはり人間には運というモノがつきもので、特に何の予定もない平凡な一日でもなんとなく運勢が気になったりするものです。

 

平凡な一日でも占いが気になるくらいですから、大事な日にはやはりゲン担ぎをしたいもの。

 

また大きな事を成そうという時にも、お日柄を気にしたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな時に、お金も時間もかけず、すぐに取りかかれる開運方法が「六曜を確認する」です。

 

カレンダーに一度は目にしたことがある大安・友引・仏滅といった二文字。

 

大安は良い日で、仏滅は良くない日…となんとなくわかりますが、先負といった、大安・仏滅以外にも意味のある日があるんです。

 

これらの意味や、やったほうがいいこと、やらない方がいいことまで把握しておくと運を味方につけることができるかもしれません。

六曜はどんな人・どんなシーンでおすすめ?

あまり聞きなじみのないキーワードが出てきました。六曜というキーワードです。六曜がどういったものかは後ほどわかりやすく具体的にご紹介するとして、まず六曜は、ゲン担ぎをしたかったり、運を味方につけたい時など、大事な局面でお日柄を気にしたいときには参考にしておくべき指標と言えるでしょう。

 

また、昔から大安吉日には宝くじを買うべし、といったような宣伝もありますが、おめでたいことや賭け事などに適していると昔から伝わっているお日柄もあります。

 

知ってるようで知らない「六曜」とお日柄の意味合いは?

六曜とは先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口のことで、もともとは中国で発達したものです。日本では鎌倉時代に伝わり、江戸時代には暦として使われ、今もなおカレンダーに登場する暦注です。

 

暦注とは、その日の運や日時の吉凶がまとめられた事柄で、つまり先勝や大安といった六曜にはそれぞれその日の運勢や日時の吉凶が存在します。

 

わかりやすいものでは、大安は「万事に終日吉」として、終日なにをしても吉となる日取りとされます。

 

このような日時や吉凶の意味が含まれた六曜は「お日柄」とも言われます。「本日はお日柄もよく」というフレーズはよく使われますが、これはつまるところ「その日が吉兆」つまり「大安で縁起が良い日ですね」という意味になります。

 

ちなみに、明治時代にはこれまで使われてきた太陰暦から現代も使っている太陽暦に改暦されましたが、この六曜といった吉凶の暦注は”迷の種を増やす”と指摘されるなどして暦注が禁止された歴史があります。

 

しかし、現代でもお葬式に友引はよくない、結婚式は大安で!というようになんだかんだと日程を気にされる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このように、現代の日本の生活にも六曜は根強く息づいています。

 

そして、実際に商売でうまくいっていたり、勝負事にあまり負けないという連戦連勝な方の中には、こういったお日柄にも常日頃から注意を払っている人が多いのも事実です。

六曜の意味、そしてその日にやると良い事・注意点とは

六曜にはその日の運勢はもちろん、一日の中で流れが良い時間帯、悪い時間帯などの情報があります。

 

たとえば、大安など万事吉という日があればその日に宝くじを買う、悪い時間帯があればその時間帯に大事な話し合いをしない、など物事がうまくいくように六曜を参考にスケジューリングする方法もあります。

 

 

このような六曜を味方に行動すると開運の第一歩になることもありそうですね。

 

このあとご紹介しますが、大安のようになにをしても吉という日もあれば、なにをしてもダメな日、何事も忌むべき日が存在します。そのような日に大事な話し合いや勉学などなにかを初めても、それがうまく行くとは限りません。ここぞという大切な日は、六曜との相性もみた方がいいケースもあります。

 

それでは、六曜の意味やその日にやると良い事、悪い時間帯をまとめてご紹介していきます。

 

※いくつかの書籍を元にまとめましたが、暦本によっては良い時間帯が朝であったり午前中であったりとわずかに説明が違うことがあります。これは六曜が誕生した当時は、現在の日本のように時間が秒単位までは正確ではなかったことが理由のひとつです。

 

その他、解釈の違いなどによって諸説ありますので、ここでは、あくまでも説のひとつとしてご覧ください。

 

普段からご自身が参考にされている暦本がありましたらそちらを優先してくださいね。

先勝(せんかち・せんしょう)

意味・吉凶

急ぐことで勝つ、積極的に動くことで吉

良い時間帯

午前

悪い時間帯

午後、なにをしても凶

 

カレンダーにこの文字がある日は、とにかく午前中に先手必勝で何事も行うべきです。例えば1日の中で何か大きな作業をしなければならない時などは、午前中をチョイスしてみてはいかがでしょう。

 

先んじて、積極的に動くことで吉となる日が先勝です。

 

もしあなたがご商売をご自身で経営されているなど、比較的時間に自由がきく場合は午前中のうちに活動を一段落させておきたいところ。

 

六曜によれば、午後の時間帯はあまり流れが良くないという認識ですので、何事も午前中のうちに大事なことは済ませて午後はゆっくりと過ごすのも良いでしょう。

 

また、現代で言うところの訴訟など「談判ごと」についても先手必勝の日と古来から認識されています

友引(ともびき)

意味・吉凶

相引きで勝負なし、凶事は友を引くで×

良い時間帯

朝・午前中と夕方・夜

悪い時間帯

11時~13時ごろの昼は凶

 

何かと日常生活の中で出てくるお日柄の2トップといえば、大安と友引ではないでしょうか。そのうちの一つ、友引についてご紹介致します。

 

六曜の順番的に「先勝」「友引」「先負」と友引は先勝と先負に挟まれた日程で、なにをしても勝負なし、つまり勝負がつかない日とされています。

 

また、実は火葬場も休みが多い友引。お葬式のような凶事は友を引くとして禁忌となっています。事実、一部地域の葬儀会社では友引は日柄が悪いとして、割引プランなどを設定しているケースもあります。

 

その他、葬儀そのものを友引には行わないようにするという風習も全国各地に存在するなど、未だに馴染みの深いお日柄と言えそうです。

 

訃報が入った際などに、お通夜や葬儀の日程を調整する場面で「この日は友引だから、お通夜は○日後になります」と言った案内を受けることが多いのは、こういった事情によるものです。

 

ただし、友引に結婚式は「友を幸せに引く」として吉という見解も。

先負(せんまけ)

意味・吉凶

人より先に物事を行うと期待に反する

良い時間帯

午後

悪い時間帯

–        

何事も控えめに・平常を装い過ごすことが良いとされるのが先負です。

 

特に急用は避けるようにと昔から言われています。焦らず動き、なにか動くときは午後が良いでしょう。特に午前中からフルパワーで活動するといらぬトラブルに巻き込まれてしまうこともお日柄的には考えられます。

 

会社経営者の方の中には、先負の日には午前中には相談などを入れず、午後から精力的に活動される方も多く見られます。

仏滅(ぶつめつ)

意味・吉凶

物滅・厄日、取引慶事には不吉。

良い時間帯

–        

悪い時間帯

終日凶

 

文字通り、すべてが思い通りに行きづらい厄日が仏滅です。取引、結婚、移転、開店、新しくなにを始めるには不向きとされ、実際にこの日取りに結婚式を入れたり、新規開業などを行うのは避ける風潮があります。結婚式をはじめとするお祝い事でプランナーさんが介入している場合、この日取りは出来る限り避けておきましょうとアドバイスされることも。

 

ただし、悪縁を切るなど物事を切りたいときには一転して吉とする考え方もあります。

大安(たいあん)

意味・吉凶

すべての事が吉、積極的に物事を進めて◎

良い時間帯

終日吉

悪い時間帯

–        

 

いわゆる大安吉日です。

 

悪い時間帯がなく、1日中吉となるのが大安です。もともとは「大いに安らか」という意味で、結婚、開店、移転、建築、旅行などに向いています。積極的に物事を進めるチャンスデーです。

赤口(しゃっこう)

意味・吉凶

すべてが消滅する日、何事も忌む日

良い時間帯

11時~13時ごろの昼

悪い時間帯

–       ※赤口は不吉な日

 

トラブルが多い、祝い事・契約・なにかを始める・なにかをするにしても忌み嫌うという考え方もある日が赤口です。ただしお昼の時間だけは吉。なにかをしないといけない時でなんとなく物事の行方が気になったり心配な時は、お昼に済ませると良いでしょう。

よく見る「一粒万倍日」とは?大安以外にも開運日はある!

大安や午前中の先勝、午後の先負など物事を進めるのに適した六曜の日がありますが、もっと運を味方につけたい!ほかにも開運日はない?と思っているあなた。

 

実は、あります!

 

六曜とは別に、1年で1番の大吉日とされる日、慶事に良い日などさまざまな良い日が存在します。1年間365日でカウントすると結構な数になるので、ここではかいつまんで代表例をご紹介します。

 

具体的には新規開店、移転、引越し、婚礼、金運などそれぞれに開運日があります。

天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)

1年で最大の大吉日といわれるのが天赦日です。「天しゃ」とも書かれます。「天が赦し(ゆるし)、その恩恵でなんの障害もなく物事が進む」とされ、結婚、開店、創業など成功を願いなにかを始めるにはぴったりな、おめでたい日です。

 

1年で何回かあるので、そのタイミングを逃す手はありません。

 

ちなみに2020年の天赦日は

 

1月22日

2月5日

4月5日

6月20日

9月2日

11月1日

11月17日

 

となっています。

 

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

 

宝くじ売り場でよく見かけるのが、一粒万倍日というキーワードです。

 

「一粒のモミも育てば万倍に増える」ということから諸事請願、事始め、新規事業の開業、お金を出す日によいとされています。

 

宝くじも一粒万倍日に大吉とされますが、一粒万倍日に借金や人から物を借りると借金が万倍にもなり凶とされます。

天一天上(てんいちてんじょう)

 

「人事の吉凶禍福を司る天一神が天上する、天に上った日」が天一天上。

 

このように「この日」を詳しく解説しようとするとかなりの複雑さになってしまうので詳細は割愛しますが、天一天上から16日間は、神様の妨げがないため、なにかを始めるのに向いている、と昔から信じられている日取りです。

甲子(きのえね)

1年で6回だけある甲子は縁起が良い吉日とされ、良い流れでなにかを始め長く続けたい時はこの甲子が良いとされています。

 

新規開業や新しいプロジェクトのスタートなどは、この日を選ばれるとお日柄も大変よろしいことでしょう。

庚申(かのえさる)

 

庚申は人の心が冷酷になる日と言われますが、その反面、庚と申は金の性質があるため金運に良い日とされています。

 

このことを逆手にとり、代金の回収やお金に関する出し入れを積極的に行おうという経営者の方も多くみられます。

たつ(建)

文字通り「建てる、建つ」に最適の日で、結婚、開店、移転、棚上げ、新規事業開始などに大吉です。六曜の他にも詳しい日柄の情報が掲載されているカレンダーなどには、この日付が記されていることもあります。

 

みつ(満)

「満」の通り、すべての物、万象万物が満たされる吉日。結婚、開店、移転、祝い事、種まき、新規事業開始、動土、すべてに吉という日です。精神的な充足感を得られる日ともされています。

たいら(平)

「平」の通り、物事の平穏分配・平等円満となる吉日として知られています。結婚、開店、開業、祝い事、地固め、旅行などに吉日です。

天恩日(てんおんび)

「天から下界へ恩恵を下される日」として、すべてに大吉の1日。結婚、種まきなどに良く、不成就日など小悪日と重なっても天恩日の方が強いと認識されています。天おんにちとも書きます。

母倉日(ぼそうび・ぼうそうにち)

「母が子を思うように、天が万物を育成」するとして、婚礼、開業などに吉日と知られている日取りです。

2020年の六曜をカレンダーで確認する方法

スタイリッシュなカレンダーや手帳は素敵ですが、よくよく見ると「あれ、六曜が載っていない」というケースがあります。

 

どちらかと言うと六曜はお若い方ではあまり気にされない方が増えてきているため、またどこかスピリチュアルな雰囲気を持つために、スタイリッシュなカレンダーや海外のカレンダーにはあまり記載されていません。

 

もちろん、欧米圏から輸入されてきたようなカレンダーには、六曜はどこにも書いていないでしょう。

 

このようなとき、どのようにして六曜を確認すればいいでしょうか。

グーグルカレンダー

グーグルカレンダーでは「日本の祝日カレンダー」はあっても、「六曜カレンダー」は提供されていません。そのため、グーグルカレンダーで六曜を確認したいときは、個人や団体で作成した六曜カレンダーを探してきてご自身のカレンダーに「追加」するか、自力でご自身のカレンダーに入力する方法があります。

 

オリジナルの情報を記載したカレンダーを作るのもまた一興かもしれませんね。

ジョルテなどカレンダーアプリ

ジョルテのようなカレンダーアプリではグーグルカレンダーほどの労力を払わず簡単に六曜を追加できることがほとんどです。

 

事前にアプリの方に六曜や月齢などがセットされているケースも多く、こういったケースではアプリの設定画面から表示したい祝祭日、六曜、月齢などを選択するだけでカレンダーに反映されます。

エクセル

エクセルでオリジナルのカレンダーを作成している場合、六曜も組み込みたくなりますが、残念ながらエクセルの日付に六曜は存在しないようです。そのため自力で六曜を入力するという荒業もありますが、ネットで検索すればテキストからアドインまで、さまざまな六曜の追加方法が紹介されています。昔からエクセル派!という方はそちらをご参照ください。

一粒万倍日はどうやって調べる?本で調べるの?

一粒万倍日や天しゃなど、通常のカレンダーには載ってはいないけども吉日とされる日はたくさんあります。ではこのような吉日がいつなのか、調べる方法はあるのでしょうか。

 

方法1.書籍で調べる

神宮館など、その年の歴に関する書籍を1冊手元に用意しておいて気になった時に調べる方法があります。

▲神宮館オンラインショップ「令和2年神宮館開運暦」より

 

たとえば、「令和2年神宮館開運暦」ではご紹介してきたような一粒万倍日、みつ、天恩日といった吉日も組み入れられた行事欄も収録されています。このような暦に関する本にはよく収録されています。

 

方法2.カレンダーで調べる

紙のカレンダーの中には、六曜のほかに一粒万倍日や天しゃが書かれたカレンダーがあります。特に開運カレンダーと呼ばれるものはより詳しく書き込まれており、ちょっとした解説もついているカレンダーまであります。

 

方法3.ネットで調べる

「一粒万倍日 2020年 いつ」などでネットで検索しますと、その年の一粒万倍日を調べることができます。ただし正確な記載であればいいのですが、中には一部間違った記載があるものもありますので、開運カレンダーや暦に関する本で確認すると確実です。

吉日が重なる日は良い日?

さまざまな吉日がわかってきて、カレンダーで確認すると・・・「大安 一粒万倍日」「天一天上 一粒万倍日」というように吉日が重なる日がちらほらあります。

 

良き日が重なるので、その日はとても良い日とわかりますね。

 

特にこういう日に大事な契約、祝い事、開業、宝くじを買うなど勝負をかけたいような物事をすすめるのに適していると昔から考えられている日ですので、スケジュールが許せば新たな勝負やお祝い事をしたい時、こういった吉日が重なる日に設定してみるのも良いのではないでしょうか。

 

1年間でも数える程度しかありませんので、大事にしたい日です。

六曜や暦に関するおすすめの本は?

ラッキーな日を知りたい、開運祈願、諸願成就などが気になると、六曜を始めとする暦に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

 

初めて本格的に暦全般に接すると、初めて目にする言葉、初めて聞く話が多く面白い!となるかもしれませんね。

 

そして、六曜や暦について知りたい!入門的なわかりやすい本はないの?という方向けに、3冊だけわかりやすい本をご紹介します。

 

こよみを10倍楽しむ本

全64ページにわたって宝くじ、結婚、相性などの暦との上手な使い方をわかりやすく紹介しています。シーン毎にわかりやすく暦や行事欄の見かたが解説されているため、暦の入門としても入りやすいでしょう。

 

こよみ用語辞典

死符、おさん、天徳、比和などご存知でしょうか。こよみ用語辞典は暦に関する幅広い用語が収録されているため、わからない言葉が出ててきてもすぐに調べることができます。お値段も税抜500円と手を伸ばしやすいので、これから長く暦とお付き合いしたいと考えている方におすすめです。

 

改訂版知っておきたい幸せになれるこよみの活用術―暦はこうみる

結婚式はなぜ大安がいいのか、厄年とはなにかなど暦に関するお話をわかりやすく、イラスト入りで紹介されている本です。文字ばかりではなく、イラスト入りですので非常に読みやすいでしょう。こちらも初めて暦について読む本としておすすめです。

 

この他にも、わかりやすい暦の本は多数出版されていますからお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。手元に1冊あると、気になった時に正確な情報をすぐに調べられるのでおすすめですよ。もちろん、より専門的な暦に関する本もあります。

 

まとめ:お日柄をヒントに毎日を楽しく安全に過ごそう

このように、普段はなかなか調べるまではいかないけれど、なんとなく気にしてしまうのがお日柄です。そしてお日柄には六曜をはじめとして様々な種類があります。どうせ何か新しいことを行ったり、何か事を成そうと言うなら、お日柄の良い日にしたいもの。今回ご紹介したような吉日や六曜をヒントに、毎日を楽しく安全に過ごして行けますように。