はじめに
日本の歴史と切っても切れない関係の福岡は博多。
食べ物も美味しいし、観光スポットもたくさんあるし、一度は行ってみたいスポットです。
ここでは、博多に行った時には是非訪れたいおすすめの観光スポットを厳選してご紹介します!
簡単におさらい!福岡・博多の歴史とは?
博多の観光スポットをご紹介する前に、少しだけ福岡と博多の歴史についておさらいしておきます。
実は日本の歴史の中でもかなり長い歴史を持つ福岡。
あの邪馬台国は九州にあった!という説もあるほど、昔から日本の歴史と福岡は切っても切れない縁がありました。
太宰府は7世紀頃から福岡に存在し、その他にも八幡製鉄所や軍師官兵衛というキーワードは、全て福岡県が関連しています。
こうして見てみると、どれも日本史の授業で習ったというものばかりではありませんか?
このように福岡には約2000年の歴史があるというわけです。
そして、土地柄的な部分では海に面しており、朝鮮半島とも近いことから九州の要所として古代から発展してきたという経緯があります。
あらゆる歴史のターニングポイントとなってきたのが福岡で、現代でも北九州市と福岡市が政令指定都市に指定されており日本の経済の要所を担っています。
実は福岡と博多は違う街?福岡と博多の違いを紹介!
福岡と博多は同じ場所と思われがちですが、実は福岡と博多はもともと別の町なんです。
行政区に「福岡県福岡市博多区」があるので博多区や博多駅周辺が博多!と思われがちですが…実は、博多は単なる行政区ではありません。
少なく見ても、1300年の歴史がある街です。
759年の続日本書紀という書物に「博多大津」と記述されているのが見つかっています。
つまり福岡の付属品としての博多というわけではなく、博多は元から独立した歴史のある街というわけですね。
実は日宋貿易・日明貿易など長い貿易の歴史を担ってきたのが博多です。この頃から貿易の発信地として博多がポピュラーでした。
対する福岡ですが、こちらは城下町です。1601年に黒田長政が福岡城を建て、その城下町となったのが福岡です。
貿易の中心地と城下町になってくると、違う街だ!ということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
1000年以上の歴史がある博多に対し、約400年前に新しくできた街が福岡、となります。
その後は廃藩置県や再編の繰り返しで博多と福岡は統合されますが、明治時代に市の名前を決める際は福岡市か博多市かで大論争となったというエピソードも。
結果として「福岡市」になったのですが、九州鉄道の駅は「博多駅」。
このようなエピソードにも思いを馳せながら観光すると、より博多の観光が楽しくなることでしょう。ちなみに、2つ合わせて福博という名称もあります。
福岡・博多の観光で訪れたいおすすめスポット7選
ここでは博多の観光で訪れたい、おすすめスポットを7つご紹介します。
観光にグルメ、そして家族連れにもおすすめのスポットなどを中心にご紹介していきます。
時期があえばお祭りに行ってみよう!
長い長い歴史がある福岡ですから、そのお祭りも非常に勇壮で美しく、全国的に有名です。
ここでは有名なお祭りをまとめてみましたので、それぞれの時期に是非、福岡・博多を訪れてみてください。
その迫力に圧倒され、記憶に残る旅行になることでしょう。
主な福岡のお祭り |
日程 |
玉せせり |
1月3日 |
十日恵比須 |
1月8~11日 |
博多どんたく港まつり |
5月3~4日 |
博多祇園山笠 |
7月1~15日 |
放送会 |
9月12~18日 |
屋台をはしごして食い倒れる!「くいだおれ」博多旅もおすすめ
テレビなどの影響もありますが、博多といえば屋台のイメージが強いという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず、およそ100以上の屋台があり、それぞれ天神や中洲などに点在しています。
屋台の種類も非常に豊富で、ラーメンに焼き鳥、おでん・天ぷら、餃子に多国籍料理などなど…料理のジャンルは非常に幅広いラインナップが揃っています。
屋台が始まるのは18時頃からが多いので、18時を過ぎてから屋台をめがけて出かけてみるというのも◎。
ただし、あくまでも屋台ということなので、荷物は最小限にして楽しむのが大人のマナー。
中にはキャッシュレスに対応した屋台もありますし、領収書対応をしてくれるお店もありますので、接待などでの滞在も安心です。
らーめんタクシーでラーメンを満喫
博多といえばラーメンも有名!絶対食べたいところです。
しかしどこが美味しいのか、どうやって行けばいいのか調べるのもデータがないとなかなか面倒なもの。
そんなときはらーめんタクシーを使ってみましょう。
タクシーを2時間以上貸し切りにして、2~4店舗ほどラーメン店をタクシーで巡れるというのが「らーめんタクシー」です。
行きたいところを相談しながら自分で決めるだけなので、煩わしい移動や下調べをカットできるというメリットがあります。
キャナルシティ博多でキッズも大満足!
博多観光の定番といえばキャナルシティ博多です。
博多駅から徒歩7分、川沿いの大型商業施設ですが劇場や映画館、ラーメンスタジアムが入っている商業施設です。
ラーメンスタジアムは博多や久留米、その他全国のラーメンが結集しているのが魅力。
さらに「チームラボ★学ぶ!未来の遊園地」が常設されているので、お子様も大満足間違いなし!
こちらはテレビでたくさん紹介されているような、自分で書いた絵がすぐ映像に反映される、といった不思議で面白いデジタルアート・アトラクションがあります。お子様を是非連れて行ってあげたいスポットです。
水上クルーズで博多・福岡を楽しむ
天神近くにある乗り場から、福岡の中心を流れる那珂川をクルーズすることができます。
デイタイムもナイターも営業していますが、水上から夜景を楽しみたいのであれば夜のクルージングがお勧めです。
もちろんチャーターをすることもできますので、貸し切りという形でクルーズを楽しむことも可能となっています。
また、博多湾のクルーズや屋形船で食事を楽しむことも可能となっているので、旅の予定と合わせて楽しめれば満足度も急上昇間違いなし。
さらに、乗り場の近くには福博であい橋がありますので時間があれば足を運んでみると良いでしょうこの橋は福岡と博多を結ぶ場所として作られました。
実は昔、福岡と博多は仕切られており、今のように自由に往来はできなかったというエピソードがあります。
この中で唯一福岡と博多で出会うことができたのが、中洲。
ちょうど博多と言って連想される場所はこの中洲から東のエリアが該当します。福博であい橋は映画のロケ地でもあり、ゆったりできる素敵なスポットです。
観光バスで博多の街を巡る
香港の観光バスのように屋根がない観光バスで、車よりも高い位置から福岡の街を一望することができます。
屋根がない観光バスというのは日本国内でも非常に珍しい存在で、いつもよりワクワクしながら観光を楽しむことができるようになっています。
お子様はもちろん、大人だってワクワクする気持ちをいつまでも大切にしたいものです。
博多の観光バスは海沿いを走るコース、街中の歴史的な名所を巡るコース、そして博多や福岡の夜景を満喫できるコースと、お好みに合わせて選択することができます。訪れる人が一番好きな博多の表情を見られるとあって、こちらも人気です。
1回の周遊にかかる時間も60分から80分とちょうど良い時間で、コストもそこまで大きなものではありませんので、是非旅の思い出に利用してみたいポイントです。
博多の景色を高層階から楽しむ
古来より経済の中心地として発展してきた、博多。
現代では高層ビルが様々立つようになりましたが、これらのビルの高層階から望む博多の風景はいかがですか?
日本経済の一翼を担う存在である博多の夜の街を高層階から一望すると、そこには非日常の極上空間が広がっています。
【プチ情報】博多駅直結の展望が便利!
また、JR博多シティの屋上にある「つばめの杜」もおすすめです。
博多駅直結で200店舗以上のテナントが入る日本最大級の駅ビル、JR博多シティ。
その屋上の一部が展望スポットとなっており、つばめの杜と呼ばれています。
新幹線の出入りが見られたり、キッズ向けスペースもあるなど、ファミリー旅行にもおすすめです。
博多の交通事情は?交通系ICカードまとめ
旅行の際に気になるのが、博多周辺でSuicaやICOCAは使える?というところです。
ここでは、博多の主な交通機関で利用可能な IC カードについてまとめてみました。
福岡の中心部や博多周辺などではSuicaやPASMO、ICOCAなど交通系ICカードを利用できますので不便はありません。
ただ、市街地を離れて遠出するときは対応エリア外の可能性があるため、要確認です。
博多の主な交通機関 |
主に利用可能なICカード |
福岡市地下鉄、西鉄バス、西鉄電車、北九州モノレール、JR九州 |
Kitaca、icsca、Pasmo、Suica、manaca、TOICA、PiTaPa、ICOCA、nimoca、SUGOCA、はやかけん |
一部のICカードが福岡・博多ではオートチャージには対応していなかったり、西鉄バスの乗り継ぎ割引が適用されないなど色々な部分で通常の運用とは異なる部分もあります。
念の為、よく調べてから観光に出ると良いでしょう。ただし、オートチャージが使えないという場合でも現金でチャージすればOKという場合がほとんどなので、それほど致命的に不便を感じることはないでしょう。
まとめ
博多にはたくさんの観光スポットがありますが、その中でも家族連れならキャナルシティ博多、効率よく観光に出るならラーメンタクシーや観光バス、水上バスでプロの案内を聞きながら観光する方法があります。どれも「福博」を存分に満喫できるのでおすすめです。
また、Suicaなどの交通系ICカードも相互利用可能なので博多の観光もスムーズにできます。
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