男女には昔から様々な関係性があるものですが、その中でも最近になって出てきた新しい関係性があります。それがソフレです。
念のために申し上げておきます。セフレの誤記ではありません。
ここでは、男女の新たな関係性であるソフレについて詳しくご紹介するとともに、そのメリットやデメリットも合わせてご紹介していきます。
新たな選択肢・ソフレとは?
ソフレ。
一言で言ってしまえば、それは添い寝フレンズの略称であり、文字通り添い寝という行為をするためだけの「友達」です。
淡い関係だけを継続していたい人や、恋人に疲れた人には特にお勧めの関係性の一つです。
また、添い寝をするくらいまでの関係性という「線引き」がありますので、近すぎず遠すぎずの距離感で、お互いに癒しを提供できるという特徴があります。
この言葉がインターネット上に登場し始めたのはおおよそ今から7年ほど前。つまり、2010年代になってから出回り始めた言葉ということになります。つまり、ソフレという関係性が市民権を得たのは、ここ数年ほどの間というわけです。
それまでは当然ですが、セフレという関係性の方が圧倒的に認知されていました。
ソフレは一体何をするの?ソフレの流れとは
大学生や専門学生など若い世代で最近認知されるようになったソフレ。そもそも何をするのでしょうか?どういうことをする関係性なのでしょうか?
この答えはいたってシンプルで、ただ単純に添い寝をするだけです。肉体関係はありません。そのため、恋人に後ろめたさを感じることなくソフレを作ることができるという声も聞かれます。
若い男女が一つのベッドで一緒に寝るとなれば、当然何かあってしかるべきとすら言えるわけですが、今の若い世代の中では、こういった関係性が流行しているのです。
そのため、何をするでもなく、体に意図せず触ってしまうことはあるにせよ、それ以上には進まないのがソフレのルールです。そして、その流れでもあります。
ソフレから進むのはダメ?
ちなみにソフレの関係性はお互いに恋人がいても成立しうるもの、という認識が若い人の中では一般的です。そのため、ソフレから進むのは、時として倫理的にアウトだったりします。
とはいうものの、ソフレという関係性の若い男女が同じベッドで寝ていれば、何か間違いが起こってもおかしくはありません。実際問題、ソフレと言いつつもその中身は実際セフレになってしまった、というケースは枚挙にいとまがありません。
そのため、最低限お互いにフリーであれば、ソフレの関係性からその先に進むことは法的・倫理的には問題ありませんし、そういった関係性の方も数多くいらっしゃいます。
ソフレがいることによるメリットは、寂しい時間の穴埋め?
それでは、ソフレがいることによるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
まず一番最初に考えられるのが、一緒に寝る人がいることによる精神的な安定ではないでしょうか。つまり、恋人がいるわけではないのだけれども、お泊りをして同じベッドで一緒に寝る人がいる、これだけでも安心して眠ることができる人というのは多いもの。
特に怖い夢を見た夜など、男友達を呼んで添い寝をしてもらう ─ こういった関係性はお互いに利害が一致さえしていれば、性的な関係に進むこともなく長続きすると言えるでしょう。それでいてお互いに恋人を作ってはならないなどの縛りもありませんので、自由なライフスタイルとすら言えることもあるでしょう。
その他のメリットとしては、恋人という「特権」の良いとこ取りを体験できるという部分ではないでしょうか。通常異性と添い寝をしたり一緒のベッドで寝るというのは恋人関係のみに許された特権的行為ともいえます。この「いいとこどり」だけをできて、恋人関係のわずらわしさやしがらみなどは一切なし、こういった簡潔なライフスタイルが、ソフレが若い人から人気を集めている理由なのかもしれませんね。
また、性的行為が一切ないという安心感もあることから、異性とのドキドキ感を罪悪感なしに、気軽に味わうことができるとしてソフレにハマる方も急増中です。
やましいことが何もありません!というのがソフレの大前提となりますので、安心して異性との深すぎず快適な関係性を保てるというのもソフレの魅力の一つといってよいでしょう。
とはいうものの、お互いに一緒に寝ていれば人間の本能である性欲が出てくることもゼロではないでしょう。そのため、お互いに合意さえあればその次に簡単に進むことができるというのも一つの魅力なのかもしれません。
ソフレのデメリットは心理的な部分が大きい?
このように気軽な関係性でいながらにしてドキドキ感も味わうことのできるソフレですが、もちろんメリットがあればその裏にはデメリットも存在します。
とはいうものの、ソフレのデメリットに何か金銭的なものや肉体的なものはほぼないといってよいのではないでしょう。
どちらかというと心理的な部分でのデメリットが大きいという声も多く聞かれます。
その中でも一番多いのは「ソフレでいることで相手に依存してしまう」という点です。
性的行為がないだけで、ソフレの延長線上で一緒に住んでいる、あるいは半同棲のような状態になっているというケースもあります。
このような状態になってしまうと、家族としての枠組みで見ることができれば良いのですが、やはりそのソフレに恋人ができそうだとなると、嫌な感情を持ってしまうこともあるでしょう。
そればかりか、相手に恋人がいることを知っていてソフレの関係になったにも関わらず、やはり相手に依存してしまい、束縛をすることによりソフレという関係性から浮気相手という関係に進化してします。それが原因で大きなトラブルに発展してしまうという可能性も考えなくてはなりません。
お互いに未婚の男女であれば、そこまで大きなトラブルになることはあまり考えられませんが、既婚者でありながらソフレを作っていたとなると、これは多少、大きめの問題になる可能性があります。場合によっては裁判沙汰も辞さないということもあるでしょう。
そのため、ソフレを作る上では最低限、既婚者でないことを条件にしておくのも一つの方法です。そうすることにより、一つソフレの大きなデメリットの一つである、人間関係のトラブル発生というリスクを低減させることができそうです。
その他、相手に本気になってしまうというデメリットもありそうです。ソフレでいたはずなのに好きになってしまうパターンも若い方を中心によく見られます。
【コラム】ソフレによる「事故発生リスク」はデメリットなの?
ところで、ソフレでいるということは一緒に寝るということである、というのはここまでに何度もご紹介したとおりです。
特に若い男女・歳の差のある男女が一緒に寝るとなると、やはりリスクというものが必ずつきまといます。
これは本能による部分もあるので、頭ではお互いに性的接触や行為はあってはならないとルールを理解していたとしても、本能がそれを理解することができなかったり制御しきれなかったということもよくあるわけです。
相手も異性ですから、いつ何が起こるかわかりません。性行為に至ってしまうとセフレと同じになってしまう懸念も考えなくてはなりません。
ここでは、あくまでソフレということで一緒に添い寝をしていたにも関わらず、性行為に至ってしまったという状況のことをあえて「事故発生」と表現しますが、これは果たしてソフレという関係性におけるデメリットなのでしょうか?
もし、意中の相手とそういった関係になりたくて、段階を踏んで関係性を深めようとした場合、まずはソフレという関係性で相手の心のポジションに収まるというのも一つの戦略ではないでしょうか。つまり、どちらか一方がソフレ枠からの昇格を狙っている場合、ソフレから事故が発生するのは、デメリットとは言えないわけです。
それどころか、お互いに様々な事情があってセフレになることができない場合、周りにはソフレだと公言しておき、その中身はセフレ、という関係性でも、誰もその中身を知ることはできないと言ってよいでしょう。
このように、どちらか一方もしくはその両方に「ソフレ」という関係性になるにあたって何か「腹に一物」ある場合、その戦略性や駆け引きなどの心理戦も相まって、とにかくドキドキできる関係性になれるのではないでしょうか。
ソフレと言いつつその先をめがけて、お互いに心を読み合い、そして駆け引きを楽しむ ─ これほどスリリングでドキドキできることはないと言ってよいでしょう。
まとめ
この数年の間に新しく出てきた男女の関係性、ソフレ。セフレほど過激な存在でもなく、またインモラルな存在でもありませんが、性的接触がないという絶対的なルールがありますのでお互いに安心感をある程度持って、恋人同士でしか味わえないような幸せなひと時を過ごすことができます。
しかし、ちょっとした刺激やちょっとしたはずみで一気に性的関係に進んでしまうこともありますし、場合によっては、ソフレという関係性を隠れ蓑に、お互いに心理的な駆け引きを楽しむことができるケースもあります。「安心のソフレ」というキーワードもよく聞かれるようになりましたが…実は、恋愛の中でも最もスリリングな関係性が、ソフレなのかもしれませんね。
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